経済の死角

北朝鮮インサイド情報 もはや裸の王様 金正恩はすでに失脚していた

2013年06月03日(月) 週刊現代
週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

 金王朝崩壊のカウントダウンが始まった。毎日視察を続ける金正恩は、軍トップ人事を刷新し、中国にSOSを送ったが混乱は続く。拉致問題の解決が見えてくるのは金王朝崩壊後ではないのか。

暗殺の可能性はあるのか

「金正恩政権は、父親の金正日総書記が死去して1年半が経ったいま、大混乱に陥っている。金正恩第一書記は、権威はあるがすでに権力を失った状態だ。つまり単に周囲に担がれているだけで、実質的にはもう失脚していると言ってもよいほどだ」

 こう断言するのは、韓国政府の情報機関である国家情報院の幹部だ。金正恩はもはや、祭りの御輿のような存在だというのである。

 金正恩第一書記も、一時期は、暗殺を恐れて外出を控えていたが、この頃は自分に与えられた〝役割〟を思い知ったかのように、再び精力的に視察に出かけている。

 5月19日には、広さ1万7000m2という平壌市妙香山登山少年団キャンプ場を視察。軍ナンバー2の崔竜海総政治局長を始め、軍と党の幹部がズラリ同行した。朝鮮労働党機関紙『労働新聞』(5月20日付)は、次のように報じている。

〈敬愛すべき金正恩元帥様は、キャンプ場の食堂を特別に視察された。そこには基本的な食品はもちろんのこと、肉類やアヒル、野菜なども、数多く配給されているのを知り、大変満足げにお言葉を述べた。「このように現代的な設備の台所が大事だ。こうあってこそ、全国の子どもたちが幸福の笑顔に満ちあふれ、社会主義の笑い声も広がるのだ」〉

次ページ  だが同日夜には、朝鮮中央通信…
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