元祖あぽなし日本全国電話調査

 春は別れと出会いの季節。ってことでベストカーでもご多分に漏れず人事異動があり、今号からお隣の増刊ベストカープラス編集部から移ってきた新しいアポなし担当がお送りします。前担当に負けないムチャぶりと図々しさで電話をかけまくるので以後、お見知りおきを!

 さて、ホントに寒かった今年の冬から一転、春爛漫を迎えとりますが、今号一発目のお題はこのポカポカ陽気の時期にふさわしく「自動車メーカー軒並み春闘満額回答!」から。

 トヨタが'08年以来5年ぶりの200万円超えとなる5カ月+30万円の205万円で妥結したのに始まり、日産でも5・5カ月、ホンダが5・9カ月と前年実績を上回ったほか、マツダを除く全社で満額回答という大盤振る舞い。そのマツダにしても前年実績を1カ月上回る4・3カ月。クルマ界全体に久々に飛び込んできたいいニュースといえるんじゃないでしょうか。

 なんせリーマンショック以後、モータースポーツからの撤退や開発中のスポーツモデルの計画凍結などクルマ界は全般的に暗いニュースばかりが目立っていただけに、景気のいい話は大歓迎。お金が入ってくる人にはじゃんじゃん使っていただいて、景気浮揚の一翼を担ってもらいたいもの。当の自動車メーカー各社社員の皆様もさぞかしホクホク顔でありましょう。ということで、メーカー8社の社員を直撃してみます!

自動車メーカー軒並み春闘満額回答
トヨタ社員言われるほどじゃないです

☎もしもし、春闘での一時金満額回答おめでとうございます。それにしても5カ月+30万円とはスゴい! さっそくですけど、今のお気持ちをお聞かせください。

☎ありがとうございます(笑)。率直に嬉しいのは間違いないんですが、周りの皆さんから言われるほどではないんですよ。

☎と、言いますと?

☎確かに「5カ月+30万円」と聞くと皆さん、高くてうらやましいと思われるようなんですが、あくまであれは組合員平均の妥結額なので人によって金額はかなり変わってきます。

☎でも、ボーナスがふつう給料の5カ月分に30万円がプラスされるなんて聞くと、サラリーマンなら「オオッ!」という感じになると思いますよ。

☎う~ん、その5カ月という表現なんですけど、実はまるまる給料1カ月分×5というワケじゃないんです。

☎ええ、それはわかっています。年間の一時金の対象って毎月の給料のうち基本給のみってことですよね?

☎そうなんですが、その基本給というのが我が社の場合、少々複雑な仕組みになっておりまして。単純に基本給が一本化されているのではなく、基本給のなかでも細かく生産手当だとか能力給といった部分が設定されているんです。

☎ふむふむ。

☎そうなるとベースとなる1カ月ぶんはかなり低めの設定となります。ですので、報道されている妥結結果を見た皆さんが想像されているような金額にはならないとお考えいただければいいかと。言われるほど高くはないんですよ、実際のところ。

☎そうですかぁ。さぞかし皆さんホクホク顔と思っていたんですけど、意外と冷静に受け止めているようですね。

☎とはいえモチベーションは上がってますよ。厳しい経営環境のなかでも春闘では経営側が精いっぱいの回答を出してくれたので、私たちも頑張らないといけないと強く思っています。

☎でも200万円超えなんだからやっぱりうらやましいです!

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら