豪州戦直前ですが…ブラジルW杯本番&以後が結構心配
「本田」「香川」を脅かす10代が日本にいないっ!

フライデー
香川はマンUに誘ってくれた〝恩人〟ファーガソン監督の退任試合で得点。ビッグクラブでも存在感を示す〔PHOTO〕Kazuhito Yamada/Kaz Photography

 そしてもう一人、ザックJAPANの攻撃陣に欠かせないのが香川真司(24・マンU)。香川は、今季限りで退任するアレックス・ファーガソン監督の最後の試合となったウェストブロミッジ戦で1得点。さらに、後半18分にはハビエル・エルナンデス(24)のゴールを演出するなど3点に絡む活躍を見せた。

 ほかにも、ザックJAPANの中心を担う海外組が続々とシーズンを終えている。しかし、その顔ぶれを見渡してみると、クラブでも代表でも結果を残している選手のほぼすべてが24歳以上。

 23歳以下の世代からレギュラー争いに加わっているのは、清武弘嗣(23・ニュルンベルク)と酒井高徳(22・シュツットガルト)のみだ。

プロ選手はリスクか

 新陳代謝が進まない。ザックJAPANの抱える問題は、そこに集約される。新戦力を試さず、海外組偏重の選手起用を続けるザッケローニへの批判が集まりがちだが、彼が新戦力を呼びたくても呼ぶに値するほどの若手有望株が、国内外に育っていないことが問題なのだ。

 昨年、U-23代表はロンドン五輪でベスト4になったものの、ユース世代のU-19代表は、秋のAFC U-19選手権で準々決勝敗退。今秋、トルコで開催されるU-20W杯への出場権を逃してしまった。

 14年前、小野伸二(33・ウェスタンシドニー)や稲本潤一(33・川崎)、高原直泰(33・東京V)らは、世界に通用する個人技でどう攻めるのか、どう相手ディフェンスを崩すのか、見る者をワクワクさせるサッカーをしていた。そして、 '99年ワールドユース(現U-20W杯)ナイジェリア大会で準優勝という成績を収めた。

 当時、小野や高原はすでにJリーグの最前線で活躍していた。だが、現在Jリーグでコンスタントに結果を出している10代の選手がいるだろうか。今季のJ1でまともに出場機会を得ているのは、南野拓実(18・C大阪)と昨季のニューヒーロー賞を受賞した石毛秀樹(18・清水)くらいだろう。それでも、20~30代のベテランを押しのけるような活躍をしているとは言えない。スポーツライターの杉山茂樹氏が、若手選手の不調の原因を語る。