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エッ! そんなバカな 日中「軍事衝突」に備えよ——そのとき、米軍は何もしてくれない

習近平主席を絶賛したデンプシー米統合参謀本部議長〔PHOTO〕gettyimages

 尖閣諸島海域が、再びきな臭くなってきた。中国人民解放軍の少将が"奪取宣言"を行い、国民が熱狂的に支持する。あげく、沖縄まで自国の領土と主張し始めた。こんな隣国を、日本はどうする?

人民解放軍は準備ができた

 5月14日、人民解放軍のスポークスマン役を務める羅援少将が『中国新聞ネット』に出演し、次のような過激な『尖閣奪取宣言』を行った。

「われわれは今後、3段階で釣魚島を奪取する。第一に、漁船を海域に放ち、主権を宣言する。第二に、国家海洋局の海監(巡視船)が重武装で赴く。すでに最近、島から0・6海里まで達している。そして満を持して中国海軍が出動するのだ。

 現在、東海、北海、南海の3大艦隊が共に、釣魚島付近で軍事訓練を行っている。これは刀を磨いているのだ。3艦隊が一体となって刀を抜けばよい。制海権を奪うことが何より重要で、そのために力をつけるのだ」

 羅援少将は翌15日、同番組で今度は、沖縄問題について吠えた。『人民日報』(5月8日付)が「沖縄は中国の領土」と主張したことを受けての発言だ。この日は、沖縄が日本本土に復帰して41周年にあたる記念日だった。

「琉球は日本に帰属しているものではまったくない。なぜなら琉球は以前は独立した王国だったからだ。西暦1372年に、琉球王国は明に朝貢を始めた。以来、琉球は明の属国となった。

 それを1872年に、日本の明治政府は、中国に何の相談もなく、琉球国王を軟禁し、王制を廃して琉球藩とし、その後、沖縄県にしてしまった。実際、琉球国の多くの国民が福建省、浙江省、台湾の出身だ。

 アメリカが琉球を日本に渡した時、当時の琉球の国民は逆らえなかっただけで、彼らはいまでも独立を求め、中国との自由往来を求めている。

 琉球でさえそんな状態なのに、台湾列島の一部分である釣魚島は絶対に日本の領土ではない。われわれ中国の厳然たる領土だ」

 中国のネット上の議論も、凄いことになっている。習近平新政権に対して「一刻も早い対日開戦」を求める市民の声が、次第に高まっているのだ。

「中国側から日本に宣戦布告すべきだ」(河南省鄭州市)

「腐敗幹部をすべて日本との戦場に送り込め」(雲南省昆明市)

「海軍はなぜ開戦を尻込みしているのだ」(遼寧省瀋陽市)

「腰抜け政府め、かくも多くの土地を失いやがって、黙っているのか」(広東省広州市)

「(習近平主席が説く)チャイニーズ・ドリームとは、祖国統一の大業を完成することではないのか」(四川省成都市)

「小日本を打倒するために、政府はもっと強硬になるべきだ」(内蒙古自治区フフホト市)

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