小泉武夫 第3回 「スッポンが噛みついたら指を食いちぎるまで離れない、というのは真っ赤な嘘だった!?」

撮影:立木義浩

第2回はこちらをご覧ください。

シマジ 教授、昼間ご馳走になったスッポンは美味かった!

小泉 あれは特別です。みなさん、詳しいことは6月20日発売の雑誌『マグナカルタ』の連載「食の十番勝負」を読んでください。シマジさんの冴えた"亀ジョーク"が秀逸です。今日も爆笑してきました。

シマジ わたしは、社会人になってからスッポンをはじめて食べましたが、小泉教授はどうですか?

小泉 わたしは4歳ぐらいから、実家を離れて東京に出てくるまで、週一のペースで食べていました。

シマジ えっ、4歳から週一で!?

小泉 はい。わたしの実家は造り酒屋ですから、日本酒を造ります。そのとき酒粕が出ます。それが蒸篭にびっしりこびりつくんですよ。だから造り酒屋は庭に大きな池が必要なのです。

 どういうことかといいますと、池に汚れた蒸篭を何枚も放り込んで浮かせておくんです。すると池のコイやフナやナマズやウナギ、そしてスッポンがせっせと食べてきれいにしてくれるんです。非常に役立つので、うちの池では食用にスッポンを養殖していたんです。

シマジ そうですか。それを週に1回捕獲して一家で食べていたわけですね。

小泉 そうなんです。一年中食べられますが、やっぱり冬の時期がとくに美味いです。

シマジ 網で掬うんですか?