金融・投資・マーケット
調整リスクを頭に入れて、25年ぶりの株式相場でチャンスを狙え!
〔PHOTO〕gettyimages

 米国のニューヨークダウ指数は、5月7日に史上初めて15,000ドル台の壁を突破した。同じく、ドイツのDAX指数も史上最高値を更新した。また、アジア諸国の株式市場も上昇基調が続いており、世界の主要市場はいずれも堅調な展開を示している。

 なかでも、わが国の株式市場の堅調ぶりは際立っている。日経平均株価(5月17日現在)は、昨年の11月13日の直近の底値から7割を超える上昇幅だ。海外投資家も積極的に日本株買いに走っており、日本株市場は、主要市場の中でも最も注目度の高い市場と言っても過言ではないだろう。

 市場関係者の間では、1980年代中盤の"資産バブル"の時のような、まさに25年ぶりの相場との認識が広がっている。当面、株価の支援材料である世界的な金融緩和策に大きな変化はないと見られ、為替市場での円安傾向が継続している間は、堅調な展開が続くと予想される。

証券業界のうれしい悲鳴

 そうした株価動向に関して、証券業界の一部からはうれしい悲鳴も上がっている。最近までの下げ相場しか経験のない証券マンの中には、顧客に銘柄相談を受けても、何をどう営業してよいか分らないと悩みを打ち明ける者まであるようだ。

 足元の世界的な株価上昇を支えているのは、何と言っても、世界的な金融緩和策によって潤沢に資金が供給されていることだ。有り余る資金の一部が、世界的な景気回復の期待によって投資資金となり、株式市場に流れ込んで株価を押し上げている。

 一般的に、金余りが株価を押し上げる状況を、"金融相場"と呼ぶのだが、現在は、間違いなく"金融相場"の様相を呈している。日銀やFRB、ECB等の主要中央銀行は、現在の金融緩和策を継続して潤沢な資金供給を行う方針を明確にしており、当面、資金面からの株価押し上げ効果を期待できるだろう。

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