衆参同日選の可能性は極めて低いが、自公で過半数獲得はほぼ確実!
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 今年最大の政治決戦である参院選は7月4日に予定される公示まで、あと1ヵ月半に迫った。

 この段階での選挙予測は自民党、民主党などが内々に行っている情勢調査に基づくのが最も有効な方法だ。報道機関による選挙情勢調査は公示後となるからだ。両党から漏れ伝わってくる情報を総合すると、自民、公明両党は非改選議席を含めた過半数を確保するのに必要な63議席以上を獲得し、衆参ねじれは解消される見通しだ。

複数区で16議席、1人区でも25議席は可能

 本題に入る前に、今でも聞かれることが多いので、衆参同日選の可能性について触れておきたい。首相・安倍晋三、官房長官・菅義偉、自民党幹事長・石破茂ら政府・与党の首脳陣から時折、同日選を考えている旨の話が伝わる。その情報が衆院選を恐れる民主党によって増幅され、あたかもその可能性があるかのような雰囲気が醸し出されている。

 だが、その可能性は極めて低い。政治に「絶対」はないので、絶対ないと断言するつもりはない。しかし、安倍、菅、石破と話していてそのニュアンスをかぎ取ると、同日選論は野党に対するけん制、あるいは脅しであり、本気で考えているわけではない。自民党衆院議員で選挙の準備をしている者はいない。同日選を嫌う公明党は都議選、参院選に全力投球しており、もし同日選の可能性が出てくれば猛反発するのは必至だ。

 本題に入ろう。選挙区選(改選数73)は改選数が2以上の複数区16と、改選数が1の「1人区」31選挙区に分かれる。

 自民は複数区で各選挙区1人ずつの計16議席を獲得する見通しだ。東京(改選数5)で自民は自民、民主両党調査で2議席を獲得しそうな勢いを保っている。そうなると、複数区で17議席となる可能性がある。

 勝敗の分かれ目となる1人区で自民が不安視するのは沖縄と、前々回2007年と前回10年に連敗している岩手、山梨、三重、滋賀、奈良の計6選挙区だ。ここで全敗しても25議席獲得は可能。これらの選挙区でも民主党現職が離党し候補乱立となった岩手などで自民が勝つこともあり得る。

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