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2013年05月20日(月)

『大人のための高校化学復習帳』
元素記号が好きになる
竹田淳一郎=著

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高校化学でここまでわかる!
基本から丁寧に学びなおせる
大人だからこそ知って楽しい化学のエッセンス!

 身の回りの物質の性質や反応のしくみを知るのが化学。電池に電気が蓄えられるのはなぜ? 洗剤に「混ぜるな危険」とあるのはなぜ? 使い捨てカイロはなぜ熱くなるの? そんな日常の不思議が、高校化学で理解できてしまうのです!

はじめに

 本書を手に取っていただきありがとうございます。みなさんは「化学」と聞くとどんなイメージを抱きますか。いろんな物質が出てきて、覚えることがたくさんあって、なんだかとっつきにくかったと思われるかもしれません。

 たしかに、小学校や中学校までは身近な現象を扱っていた理科も、高校生になって「化学」という名前に変わった途端、モルやpHが出てきて難しくなりますよね。「共有結合」とか「アルデヒド」なんて、テストのためには勉強したかもしれないけれど、今ではさっぱり覚えていないよ、という人も多いと思います。

 しかし、高校時代に習う化学の基礎は、大人になった今こそ役に立つのです。身近な物質の成り立ちや現象の仕組みを知ったり、環境問題を考えたりするうえで欠かせないからです。電池はどうしてエネルギーを蓄えられるの? 大気汚染で話題になるSOx、NOxって何? 洗剤に「まぜるな危険」と書いてあるのはどうして? そんなことが高校化学で理解できてしまうのです。

 とはいえ高校化学では、はじめに「原子の構造」からスタートして、化学結合やモルといった目に見えないミクロな分野に踏み込んでいくので、なかなか具体的なイメージをもちにくいと思います。ここを何とかクリアしても、そのあとに続く無機化学と有機化学で膨大な量の物質名の暗記を強要されて、もうそのころには化学はすっかり嫌いになってしまっていた、そんな人がたくさんいるのではないでしょうか。

 でも心配いりません! そんなあなたに向けてこの本を書きました。本書は読み物形式で、高校化学が基礎から復習できるようになっています。

 著者は毎日中高生、ときには小学生、大学生、社会人にも化学を教えている現役の教員です。教員になって10年間、生徒がどこでつまずきやすいかに気付いたり、どんな説明をすると理解しやすいかを発見したりするたびに、楽しく理解できるためのアイデアを考えてきました。そうやって蓄積してきた工夫を全体に盛り込み、高校の化学の内容を楽しく復習できるように書いたのが本書です。

 本書はテーマごとに26項に分かれています。各項は「内容紹介」、「ポイント」、「本文」という構成になっています。「ポイント」は本文で説明する内容をキーワードで挙げたものなので、難しいなと思ったら最初は読み飛ばしてもらってかまいません。ひとつの項は10ページ程度と短く区切られていますが、エッセンスをわかりやすくまとめてあるので、高校時代に理解できずモヤモヤしていたことがたちまち氷解し、「化学って面白くて役に立つ」ということが実感できるはずです。

 さあ目次を見て、興味を持ったページを開いてみてください。高校のときに学んだことを新鮮な発見とともに思い出してもらえたら幸いです。


目次
Part 1 基礎化学 化学だけじゃない、科学に共通するルールとは?
1 世界を構成する元素 原子の構造と周期表
2 イオンって何? 陽イオンと陰イオン、イオン結合
3 原子のつながり方 共有結合、金属結合
4 化学に出てくる特殊な単位 モルとモル濃度
5 化学反応式の作り方 化学反応の量的関係

Part 2 理論化学 身の回りに潜む現象を化学する
6 物質の状態を決めるもの 物質の三態─気体、液体、固体
7 気圧と温度と体積の関係 気体の状態方程式
8 海水は0℃でも凍らない 沸点上昇と凝固点降下
9 ナメクジは塩でなぜ縮む 浸透圧
10 ホッカイロはなぜ熱くなる 熱化学
11 速い化学反応、遅い化学反応 化学反応の速度と反応のメカニズム
12 反応中でも見かけ変わらず 化学平衡
13 すっぱさの正体はH+ 酸と塩基、中和反応
14 酸化還元は電子のやりとり 酸化剤と還元剤
15 金が永遠に輝くわけ 金属のイオン化傾向
16 化学反応を電気に変える いろいろな電池
17 電気の力で反応をおこす 電気分解

Part 3 無機化学 身近な元素も化学の目で見ると一味違う
18 ハロゲン、希ガスって何だっけ? 非金属元素
19 アルミ箔はすでに錆びている!? 典型金属元素
20 文明を支える金属 遷移金属元素

Part 4 有機化学 炭素が主人公、「有機」を化学的に考える
21 石油や天然ガスの主成分 炭化水素
22 アルコール、エーテル、エステル 酸素を含む有機化合物
23 ベンゼン環の仕組みを知る 芳香族化合物

Part 5 高分子化学 原子がたくさんつながってできた不思議な物質
24 デンプンは糖からできている 糖類、天然ゴム
25 生命に不可欠な物質 アミノ酸、タンパク質
26 人間が作り出した高分子化合物 合成樹脂(プラスチック)、合成繊維
 

著者 竹田淳一郎(たけだ・じゅんいちろう)
1979年東京都生まれ。慶應義塾大学理工学部応用化学科卒業、同大学院修了。早稲田大学高等学院化学科教諭、早稲田大学教育学部非常勤講師。環境計量士(濃度関係)、気象予報士。授業では〈講義〉→〈実験〉→〈実験に関係する問題演習〉というサイクルを繰り返すことにより、化学への興味関心と学力が同時に高まるよう心掛けている。とくに実験を重視し、教科書にある定番のものに独自のアイデアをプラスして生徒に新鮮な驚きを提供している。

 
『大人のための高校化学復習帳』
元素記号が好きになる

竹田淳一郎=著

発行年月日:2013/05/20
ページ数:304
シリーズ通巻番号:B1816

定価(税込):1029円 ⇒本を購入する(Amazon)
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(前書きおよび著者情報は初版刊行時点のものです)

 


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