雑誌
話題の本の著者に水野美紀
ノーメイクにジャージで立ち飲み屋私の本性は〝おっさん〟です

みずの・みき/'74年生まれ。三重県出身。中学1年生のときに芸能界デビューし、以後女優として活動。代表作にドラマ『踊る大捜査線』シリーズ、映画『恋の罪』など。演劇ユニット「プロペラ犬」を主宰するなど、幅広い分野で活躍する〔PHOTO〕中村和彦

取材・文/丸山あかね

―自分の体の中には〝おっさん〟が住んでいて、そのおっさんが日々考えていることや感じたことを赤裸々に綴ったエッセイ集ということですが、「美人女優」と「おっさん」というコントラストに思わずニヤリとさせられました。

『私の中のおっさん』
著者:水野 美紀
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 おっさんというと突拍子もないかもしれませんが、小さいときから男の子に混じって外で走り回り、スカートもはかないような女の子でした。もともとボーイッシュなところがあったんですよ。で、私が成長するにつれ、ボーイッシュな部分もおっさん化したと。それで、「私の中のおっさん」ということなんです(笑)。

 まわりの人は私の外見や発言をもとに「水野美紀ってこんな人」と思っている。たしかにそれは、私の一部ではありますが、全体像は皆さんの中の〝水野美紀像〟とは、かなりギャップがあるものだと思います。

 たとえるなら、ガンダムの外観や武器を見て、人は「ガンダム」を認識しますが、それを操縦しているアムロは、外から見えない。外見と本質はまったく違う。今回の本では、アムロの部分の自分が書いているという感覚です。行きつけの立ち飲み屋にはノーメイクにジャージ姿で行きますし、新橋の高架下にいると落ち着く。そんな私の〝本性〟を知って、くすりと笑ってくれる人がいたら大満足。