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2013年05月09日(木) 小林 雅一

グーグル・グラスの試作機デビュー、評判は散々

〔PHOTO〕gettyimages

 昨年から巷の話題に上っている「グーグル・グラス(Google Glass)」が、先週辺りから一部のアプリ開発者や先進ユーザーに向けて試験的に販売された。価格は1500ドルと見られる。

 グーグル・グラスはグーグルが開発中の眼鏡型デバイスだ。いわゆるWearable Device(身につけられる情報端末)の一種で、眼鏡を通して見える景色にインターネット上の情報を重ねて表示できる。あるいは逆に、眼鏡付随の超小型カメラで撮影した写真やビデオを、ネット上にアップロードしたり、友人にメールで送ったりすることもできる。これらの操作は音声、あるいは眼鏡のフレームについた小型タッチパネル、さらには頭を上下左右に振るなどモーションでも行うことができる。

 ただし(今のところは)携帯電話回線に直接接続する機能が装備されていないので、インターネットにつなぐにはWi-Fiを使うか、あるいは手持ちのスマートフォンにBluetoothで接続し、そこからテザリング機能を使って間接的に携帯電話回線に接続する必要がある。

続々と指摘される問題

 既に実際の使用体験に基づいて、多くのレビューが各種メディアやブログ上で書かれているが、そのほとんどはネガティブな論評である。

 いわく「音声やモーションによる操作が上手くできない」「屋外で使用中に、気が散って危ない」「情報や映像が至近距離に表示されるので疲れるし、ときには頭痛を引き起こす」「バッテリーが3、4時間しか持たない」「(普通の眼鏡のように)折り畳むことができない」「明るい場所では(眼鏡に表示される情報が)見え難い」等々。

 挙句の果てには、米国の人気コメディ番組「Saturday Night Live」でコケにされるなど、散々なデビューとなった。

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