Digital Experience! TOP>現代ビジネス>小池良次「シリコンバレー・イノベーション」
小池良次「シリコンバレー・イノベーション」
2013年04月26日(金) 小池 良次

15年までにサイバー部隊を100に増強!
米国は核戦争並みの防衛体制を睨む

The 2013 Data Breach Investigations Reportより

 今週、大手通信事業者ベライゾン・コミュニケーションズ社(Verizon Communications)が発表したセキュリティー報告書は、金銭目的の産業スパイ行為やネット攻撃の増加を生々しく報告している。

 2012年、ネットセキュリティー・トラブルは2500件を超え、その内訳は金融機関への攻撃が37%、小売/飲食業の情報漏洩が24%、公共インフラを含む製造業へのネット侵入は20%などとなっている。

 しかし、米国政府はサイバー関連の防衛予算を増加し、本格的な対応に乗り出した。これは産業スパイ対策などを遙かに超えた動きだ。米国はサイバー攻撃を核戦争並みの脅威と考えている。

2012年は中国からの攻撃が急拡大

 米大手通信事業者のベライゾンが毎年発表している同報告書「The 2013 Data Breach Investigations Report」は、約60ページで民間におけるサイバー・セキュリティーの問題を適切に解説している。折角なので、もう少し興味深い部分を紹介してみよう。

 従来、ネットワークへの侵入は「8割が内部関係者の犯行だ」と言われてきた。しかし同報告書は、92%が外部者であり、内通者の関係する犯行は14%にとどまると指摘している。この数字については「内通者を見つけることは難しく、実際にはもっと大きな比率だろう」とコメントしているが、外部からの侵入率が上昇していることは明らかだ。

1
nextpage
  • PR
  • PR
新着記事
MORE
BackNumber
MORE
ArticleRanking