野球
二宮清純「谷繁元信、もうひとつの勲章」

 中日の谷繁元信選手が、通算2000本安打達成に、あと12本(4月18日現在)と迫っています。激務で、しかもケガの多いキャッチャーというポジションでの達成となると、野村克也さん、古田敦也さんに続いて3人目です。

2000本安打より1000打点

ゴールデングラブ賞に6度輝くなど守備も一級品

 それについて、谷繁選手は、こう語っていました。
「キャッチャーはね、3打席目、4打席目になると握力が落ちてくるんです。1試合に130球も140球も受けていると、ミットの芯からはずれたところで捕る時もある。“痛っ”となりますよ。そのまま、次のイニング、先頭打者として打席に入ると、もうバッティングどころじゃない。力が入りませんから……」

 谷繁選手によれば、2000本安打達成に向かう喜びはもちろんとして、「それ以上にうれしいのが1000打点」だというのです。

 そこで調べてみると、谷繁選手、1000打点に、あと12打点と迫っているのです。キャッチャーで大台に乗せているのは、野村さん、古田さん、そして田淵幸一さんの3人だけです。

 では、2000本安打と1000打点は、どちらが難しいのでしょうか。過去、前者が42人に対し、後者は38人。わずかながら、後者の方が難しいのです。2000本安打を達成しながら、1000打点に届かなかった選手は14人もいます。