官僚はずるくもなければ聖人でもない「普通の人」。それを前提に組織の仕組みをつくっていけばいい
古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジンVol.055 読者との対話より
【「古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン」Vol.055 目次】
―第1部― 日本再生のために
 ■1.「返還計画」ではなかった「沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画」
 ■2.福島第一原発で相次ぐおかしな「事象」と経産省、規制委員会の責任
 ■3.北朝鮮問題――パラダイム転換を迫られる国際社会の「常識」
―第2部― 読者との対話
―第3部― 古賀さんの日程
―第4部― メルマガ動画版の書き起こし(動画版第1回 2013年1月25日配信分)

報道ステーションでの古賀さんのアベノミクスに対する指摘

4月5日の報道ステーションで古賀さんを見ました。 アベノミクスの金融緩和について私から見てその通りだと思える内容でした。多くの意見は私から見て「わかっていて隠しているのか、本当にその通りだと思ってしゃべっているのか・・・・・・?」と完全に疑問な内容が多く落ち込みます。

 古賀さんの指摘は私から見てその通りだと思える内容で非常に溜飲が下がった気持ちです。しかし、それがそのまま進んで行ったらかなり問題なわけで、問題自体は解決するわけではないですが、問題としてとらえられている人がいるだけでも全然違うと思います。(以下略)(K.Iさん)

【古賀茂明さんのコメント】 報道ステーション見ていただいてありがとうございます。いつもは、事前にツイートするのですが、今回はその余裕がなくて、見落とした方もいらっしゃったのではないかと思います。なるべく事前にツイートしたり、このメルマガでお知らせするようにしたいと思います。

 アベノミクスについては、何度か書いていますし、今年に入って、週刊現代の「官々諤諤」やプレイボーイの「古賀茂明政経塾」などでも取り上げています。非常に重要な三本目の矢である成長戦略が結局大したものになりそうもなく、国土強靭化計画(名前を変えてカモフラージュしようとしているみたいですが)によるバラマキ(二本目の矢)に頼り続けようということになるのではないかと恐れています。

 そうなると、土建屋さんと円安の恩恵を受ける輸出企業と観光関連は良くなりますが、一般の方々への恩恵はあまりなく、あったとしても長続きしないという可能性があります。そうならないように、何とか安倍政権に圧力をかけなければならないのですが、支持率が高すぎて、そんな感じにはなってませんね。

でも諦めないで声を上げていく必要があると思います。

官僚は「普通の人」。それを前提に組織の仕組みをつくればいい

▼ はじめてお便りいたします。50歳のH.Oと申します。(略)

 古賀さん、わかりやすく官僚のずるいところを毎回ご指摘ありがとうございます。 いつもすっきりする想いを抱いております。官僚=ずるいばかりではないと思いますので、是非優秀な頭脳でもって、官僚制の弊害をなくして、やる気のでるニッポンの実現のレールを敷いていただければ幸いです。元々、菅直人さんの『大臣』という本とか、日頃から思っていたりとか、また知人の会計士を通じて古賀さんの言動を注視させていただいており、大きく賛同いたしております。

 是非、メンタル面のご健康に潜在的な応援の気持ちを感じながら、頑張っていただければ幸いです。(H.Oさん)

【古賀茂明さんのコメント】 官僚=ずるいばかりではないというのはそのとおりです。官僚は、特にずるくも、悪くもありません。他方、聖人君子でもないですし、特に強い人達でもありません。では、どういう人達かというと、平均的には、普通の人だと思えばいいでしょう。ですから、何もなければ、人のために働きたいと考えていますし、他方で、自分が得することにはどうしても心が動いてしまいます。

 ですから、そういうことを前提にして、仕組みを作ればいいのです。国民のために頑張れば報われるし、逆のことをすればポストも給与も増えなかったり減ったりしますよ、という仕組みになっていれば、普通はまじめに頑張るものです。そして、国民にありがとうと言ってもらえれば、励みになって、さらに頑張るという好循環になるはずです。そういう仕組みに公務員制度を変えていくことが大事です。

 もし、まだお読みいただいていなければ、

日本中枢の崩壊』(講談社)、『官僚の責任』(PHP新書)、『官僚を国民のために働かせる法』(光文社新書)、『信念をつらぬく』(幻冬舎新書)などに様々な例が書いてありますので参照していただければと思います。・・・・・・