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ITトレンド・セレクト
2013年04月11日(木) 小林 雅一

グーグルとフェイスブック、主導権を握っているのはどちらか?

〔PHOTO〕gettyimages

 米フェイスブックが先週、アンドロイド携帯をフェイスブック携帯へと変身させるアプリ「ホーム(Home)」をリリースした。日本も含め世界各国で、今週12日頃からダウンロードできるようになる。

 これをアンドロイドが搭載されたスマートフォンにインストールすると、そのホーム画面にニュースフィードや友達の写真、メッセージなど、お馴染みのフェイスブック・コンテンツが続々と表示される。以降は、スマホを起動した瞬間にこの画面が目に飛び込んでくるわけだから、ユーザーから見れば事実上のフェイスブック携帯である。

 フェイスブックが独自開発のスマートフォン、あるいはモバイルOSを出してくる、という噂は以前から度々聞かれたが、同社CEO(最高経営責任者)のマーク・ザッカ―バーグ氏はその度に噂を否定してきた。

最もコスト・パフォーマンスの良い戦略

 実際、蓋を開けてみると、同氏の言った通り、フェイスブックは独自のスマホやOSではなく、その上に載るアプリによって自らのモバイル・プラットフォームを構築する道を選んだ。この理由について、ザッカ―バーグ氏は米フォーチュン誌のインタビューの中で次のように語っている。

 「仮に我々(フェイスブック)が独自のスマートフォンを開発して、それを世界全体で3000万人が買ったとしましょう。それはスマホとしては大ヒットですが、フェイスブック・ユーザー全体の僅か3%に過ぎません。その3%のために、我社(の進路)を大きく転換させるわけにはいかないんですよ」

 随分と話が大きいが、ザッカ―バーグ氏の言いたいことはよく分かる。要するに、コスト対効果の問題である。

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