『八重の桜』はいよいよ物語のヤマ場「会津戦争」へ! 大河ドラマならではの拘りを制作統括・内藤愼介氏に訊いた
『八重の桜』公式ホームページより

 4月に入り、各局の新連続ドラマが一斉にスタートしたが、1月に始まった大河ドラマ『八重の桜』は、まだ序盤を終えたばかり。4月7日までに計14話を放送したが、12月までに残り36話もある。

 13話までの最高視聴率は21.4%で、平均視聴率は16.4%。前作『平清盛』の平均視聴率は12.0%に過ぎなかったから、ここまでは堅調に過ぎた。

 内藤愼介・制作統括も満足げな表情で序盤を振り返る。

 「役者さんたちが期待通りの演技を見せてくれました」

 主人公・山本八重役の綾瀬はるかと兄・覚馬に扮する西島秀俊の役目はまだ続くが、佐久間象山役の奥田瑛二や井伊直弼役の榎木孝明ら出番を終えた出演陣もいる。第一線の役者が次々と登場し、そして消えていくのも大河の特徴の一つ。そもそも、どれぐらいの役者が登場するのだろう?

 「エキストラの方を除き、計約300人です」(内藤氏)

 1クール(3ヵ月)の連続ドラマや映画のおよそ5倍以上。それぞれのスケジュール調整だけでも難作業であり、やはり大河は別格の番組なのだ。

いよいよ物語のヤマ場「会津戦争」へ

 これからの物語では、八重が会津藩の鶴ヶ城に上がる。その後、城は薩摩藩の大山巌(反町隆史)などから総攻撃を受ける。「会津戦争」(慶応4年/明治元年=1868年)の勃発だ。

 画面から消えていった役者もいた一方で、黒木メイサらが新たに登場する。黒木が演じるのは、八重とともに会津戦争に参戦した中野通子。藩から「ならぬものはならぬ」と教えられた女性たちが、城を守るために銃を取る。

 この攻防戦が物語におけるヤマ場の一つだが、大河は関心度が高いため、雑誌やネットメディアがさまざまな観測で、「これが新たな見せ場だ」などと報じる。その中の一つが「視聴率アップのために綾瀬はるかの入浴シーンが計画されている」という一部の報道。本当なのだろうか?

 「ありません。なぜ、そんな発想をしなくてはならないのでしょうか。見てもらえば何だっていいという考えはありません」(同)

 根も葉もない話だった。

 「そもそも仮に綾瀬さんの入浴シーンが毎回あったら、そういうことを言う人たちは欠かさず見てくれるというのでしょうか」(同)

 確かに大河はお色気バラエティーではないのだから、入浴シーンは待ち望まれているとは思えない。

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