勝ち負けはいい。日本代表は「もっと楽しいサッカー」できるはず!
相手ディフェンスの前でボールを持つことの多かった香川が裏に抜けた得点シーン。こんなプレーが見たい!〔PHOTO〕スエイシナオヨシ

 3月26日の深夜、日本中のサッカーファンはヨルダンの首都アンマンで起こった〝悪夢〟を見せられることになった。

 別に負けたことが悪夢なのではない。

 あと3試合で勝ち点1を取ればいい状況での格下ヨルダンとの試合なのに、大切にプレーしようとしすぎて、シュートを打たない、足元へのパスが多い、守りでも走り負ける……。この日の日本代表が見せたサッカーは、サポーターが期待した「ワクワクするような楽しいサッカー」ではなかった。

 試合開始直後は日本のペースだった。ボールポゼッションを高め、サイドから崩す。これまでと同じやり方で再三チャンスをつくり出した。前半4分には清武弘嗣(23)と香川真司(24)のコンビで左サイドを崩したし、前田遼一(31)には決定的なクロスボールが2本上がっている。だが、日本代表の攻撃はことごとく阻まれてしまった。

 そして前半ロスタイム、セットプレーで足の止まった日本ディフェンスのスキを突かれ、失点してしまう。