メジャー通算84セーブのストッパーが日本球界復帰
斎藤隆「故郷にチャンピオンフラッグを!」

楽天優勝の好材料
フライデー

野球専門ライターC 彼には内角を強気に攻められる度胸があるし、何より変則のスリークォーターなのが打ちづらい。岡島秀樹(現アスレチックス)のように投げる時に上を向くので、打者は球がどこに来るのか分からないんだ。そのうえストレートは最速154㎞/hと速く、スライダー、フォーク、チェンジアップと変化球も多彩。対戦する打者は、相当な威圧感を感じると思う。本人も「新人王を取りたい」と、早くも意気込んでいる。

A 則本は星野監督の〝隠し球〟だろう。

B どういうこと?

A 彼は '12 年度で廃校となる、三重中京大の出身。4年時の大学選手権1回戦で、大阪体育大から20奪三振するなど実力は十分だったのに、所属していたのが地味な学校だから他球団はほぼノーマークだった。本人も、日本生命へ入社しようと決めていたそうだよ。ところが、スカウトからの情報を聞きつけた星野監督がビデオを見て「これはすごい」と絶賛。強行に指名したらしい。

B 先発の柱に期待される、美馬学の調子がいいのも好材料だな。

C 彼も星野監督に救われた投手だよ。右ヒジの故障で出遅れていた美馬は、春のキャンプは二軍スタートだった。本人には焦りがあったのだろう。初日からかなり飛ばしていた。コーチ陣は不安になり、星野監督に相談すると、監督はこう言ったそうだよ。「美馬には、必ず今季もローテーションを任せる。だから焦るなと伝えておけ」と。美馬は監督の言葉に感激して、以後はムリすることがなくなった。下半身をじっくり鍛え、しっかりと開幕に間に合わせてきた。

A 星野監督得意の人心掌握術か。

B 3月21日の日本ハム戦で美馬は5回1安打無失点の好投を見せたが、星野監督は試合後に記者団へ「あいつにはローテに入ってもらわなきゃ困る」と、しっかりリップサービスしていたからね。

C この二人の活躍に尻を叩かれる形になったのが、2年目の釜田佳直。昨季は調子が良くても突然崩れることがあったが、佐藤義則コーチ(58)の指導でワインドアップをやめセットポジションにしてから、投球が安定し始めた。喜怒哀楽を前面に出すようにもなり、星野監督も「中の上ぐらいのレベルになったな」と、独特な誉め方をしているよ。

A エースのマー君はどうなの?

B ジョーンズの指導で、さらに良くなっているよ。

A えっ、打者のジョーンズが指導!?