提訴された「インターラッシュ」勧誘セミナー潜入撮 「米で株式上場」謳って年間67億円集金!

2013年04月04日(木) フライデー

フライデー経済の死角

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(左)限定の会員に配られていた「フェイズ2」の説明書。32人リクルートできれば、上場時に1億円が手に入ると謳う
(右)「フェイズ2」という、会員を多数リクルートした人に対して未公開株を提供するプログラムもあった

 そのアイディアを出したのが、現在、日本の統括責任者を務める糸数恵氏(53)だった。糸数氏は会員向けDVDの中で、「17歳でオートバイ全日本選手権最優秀選手獲得」と経歴を紹介されている。

 本来、ストックオプションとは、その会社の役員、従業員が自社株を一定の価格で購入できる権利を指すが、彼らが編み出した「ストックオプションプログラム」は、少々違う。DVDの中で日本人幹部が、その仕組みをこう説明している。

「持ち株の10%、5000万株をストックオプションとしてみんなに分けます。この会社は5億株持ってるんです。今、この会社の株価は1株0.2円です。この会社、本気で(1株)40ドル付ける気で行ってます。では、5000万株、3年後に上場しました、40ドルつきました……2000億円になります。これをみんなで分けていいって言ってるんです」

発行株数がそもそもウソ

 こうして、映像配信料だったはずの会費(1口100ドル=当時1万2000円)は、〝未公開株購入の権利〟へとすり替わり、パソコンを持っていない高齢者までもが投資とばかりカネを注ぎ込んだ。

  '05年8月頃に会員になった京都市の男性会社員は、こう悔しさを滲ませる。

「プログラムでは、『(上場する)'07年6月まで、じっちゃんも、ばっちゃんも、他の会員をリクルートなんかしなくても株をあげます』と謳っていました。上場するには5万ポジション(5万口の契約)達成が必要と言ってはいましたが、'07年6月までに達成し、1年の準備期間の後に上場することは、会員の間で既定路線になっていたんです。私は'05年8月~'07年6月に100万円超の会費を払い、6000株もらえることになっていました。1株最低40ドルと言っていたから、今なら2400万円になります。ところが'06年末、『上場するまで払い続けないと駄目です』と話が変わりました。途中でやめれば支払った100万円が無駄になると思ったんです」

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