賢者の知恵
2013年03月31日(日) フライデー

消費税アップ直前 集中レポート マンション買っていい駅 2
東京湾岸「勝どき」「豊洲」「東雲」選ぶならどこか?

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豊洲公園から晴海方面を見る。晴海運河を挟んで建設中の『ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス』〔PHOTO〕蓮尾真司

 東京メトロ有楽町線「豊洲」駅から歩いて10分あまり。東雲橋を渡ると、地上52階、総戸数600戸の超高層マンション『プラウドタワー東雲キャナルコート』(野村不動産)がそびえ立つ。一帯は総敷地面積16・4万m2、計画住戸数約6000戸の広大な開発地域。地域内には、大型スーパー「イオン」やレストランなどが立ち並び、緑豊かな公園も近い。

 モデルルームを訪ねると、すでに9割近くが売れているという。

「キャナルコートは大型ショッピングセンターだけではなく、病院や教育施設など周辺の環境がよいため、一度住むと他のエリアに移り住むことができないという声を聞きますね。実際、当マンションも、付近の賃貸に住んでいた方々、100世帯ほどが購入されたんですよ」

 販売担当者が胸を張る。1LDK+DEN(書斎)65・54m2の物件を見る。価格は4730万円。有楽町からわずか4駅なのに……4000万円台!?

 本誌「マンション買っていい駅」シリーズ。今回は東京のウォーターフロント、湾岸エリアを検証する。ひと口に湾岸といっても、大きく中央区ゾーンと江東区ゾーンに分かれる。中央区側は、勝どき、月島、晴海地区。江東区側が豊洲、辰巳、東雲だ。なかでも今、マンションで注目されているのが豊洲、東雲だという。不動産市場分析が専門の「アトラクターズ・ラボ」代表の沖有人氏が言う。

「'11年の東日本大震災後、千葉県浦安市の液状化問題の影響で、湾岸エリアの物件は、東京でも売れ行きが鈍りました。一時は、売る側も価格を下げざるを得なかった。しかし、実際には東京の湾岸エリアは震災後大きな液状化も起きておらず、業者側もより綿密に防災対策を施すようになった。そのため、不動産が注目され始めたこの春、割安な価格設定もあって改めて注目を集めているのです」

 もう1ヵ所、『パークタワー東雲』(三井不動産)のモデルルームに足を運んだ。地上43階、総戸数585戸で、価格は3658万~6208万円。近くに同じ三井不動産の『パークタワー豊洲』があるが、そこより1000万円近く安い。坪単価にすると『豊洲』が坪250万~260万円なのに対して、『東雲』は220万~230万円。かなり低い価格設定だ。

「実は社内でも『安くしすぎた』と話題になっている物件です。同クラスのものがこの価格で販売されることは今後ないでしょう。数年先までに購入をお考えなら、消費税アップ前の今が買いどきです」

 担当者が割安感を強調して盛んに購買欲を煽る。野村不動産も三井不動産も、販売員は「豊洲エリア物件の割安感」を強調する。リセールバリューも含めての「割安」ということらしい。前出・沖氏が解説する。

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