グローバルリーダーの秘密会議に出席!
今、世界の一流起業家もノーベル賞学者も日本に注目している

平均年齢40代のエリート100人と三日三晩の議論

 先日、ある会合で、今をときめく世界のリーダーたちと緊密に交流する機会があった。貴重な経験だったので、その内容につき、明かせる範囲で読者の皆さんとシェアしたいと思う。

 会合が行われた場所は、米ユタ州にある某スキーリゾート。俳優のロバート・レッドフォードがデザインしたリゾートだという。ここに各国から起業家、学者、政治家ら100名ほどが集まり、三日三晩、世界の将来について徹底的に議論した。

 会合の名称は「D」とさせていただく。ここでは、ダボス会議など大型国際会議のように、講演者によるスピーチやパネルディスカッションは一切なかった。参加者たちによる、対等な立場での中身の濃い議論がひたすら続く。

 ダボス会議とは、規模だけでなく、参加者の世代でも大きな違いがあった。ダボスの参加者の平均年齢は60歳を超えているが、「D」は40代と圧倒的に若い。ダボスも「ヤンググローバルリーダー」や「グローバルシェイパー」など、若い次世代リーダー候補を選んでいるが、全体的に見れば年齢層は高いのだ。

 参加者の名前と発言の内容は"他言ご法度"なのでここでは書けない。明かせる範囲で言うと、多くの人がご存じの、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのシリコンバレー起業家や、自然科学系および社会科学系のノーベル賞受賞者、アメリカ政府高官(閣僚を含む)、オバマ大統領のアドバイザー、上院議員、州知事・・・といった面々だ。特に現役の閣僚や大統領のアドバイザーがSPなしで参加していることに驚いた。

 寒さが苦手な私だが、こんなに刺激的な場に行く機会を逃すわけにはいかない。ようやく春めいてきた日本を離れるのは少し残念だったが、寒いスキーリゾートに向かう旅の最中、私の胸は期待で熱く高鳴っていた(日本の花粉症からも逃げられたのも助かった)。

 参加者リストを見ると、世界を動かすリーダーたちとはいえ、メンバーのバランスにはやや偏りがあった。起業家はシリコンバレーの人が、学者はハーバード大の人が多い印象だった。

 参加者の8割から9割はアメリカ人だった。グローバルっぽいフレーバー(風味)をつけるために、他国から1割~2割くらいの参加者が呼ばれている感じだ。私もそのフレーバーの1人である。

 アメリカ人と日本人はよく似ている。グローバルな雰囲気にあこがれるが、主催する国際会議の構造は、かなり自国中心のローカル色が強くなる。

 「D」の参加者は、主催者による厳格なノミネート制で選ばれる。やや偏りはあったものの、アメリカの各界のリーダーと仲良くなる上で最高のシチュエーションだった。

 実は今、アメリカの若手リーダーたちの間では、日本は密かなブームになっている。熱心な日本ファンも増えてきたようだ。

 アメリカ経済ほどではないが、日本経済も少し盛り上がっている。その原因とされる「アベノミクス」から日本食、サブカルチャーまで、日本に関するさまざまな質問が私のもとに殺到した。中にはトンチンカンなものもあったが、なるべく丁寧に答えたつもりである。

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