経済の死角

いよいよどんづまりに来た
シャープそして出口はなかった

2013年03月18日(月) 週刊現代
週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

 復活が囁かれたのも、ほんの束の間。韓国企業とのサプライズ提携が、賛否両論を呼んでいる。経営不安説も再燃してきた。アベノミクスに沸く市場から、ポツンと取り残された大企業の行く末とは。

とにかく液晶が売れない

「今回、サムスンがシャープに出資したのは、シャープが持つ『IGZO』という最新液晶技術が欲しいという思惑があるのでしょう。出資額は100億円程度ですが、これからさらに第2弾、第3弾の出資をしてくる可能性もあります。シャープがサムスンに呑み込まれる可能性はあるか。私は『ある』と思っています」(BNPパリバ証券投資調査本部長の中空麻奈氏)

 ついに日本の大手電機メーカーが、韓国勢の軍門に降るのか—。

 今月6日、衝撃的なニュースが列島を駆け巡った。昨年来、経営不振にあえいでいたシャープが、韓国・サムスンと資本提携を締結すると発表されたのだ。

 今回の提携の内容は以下のようなものだった。

●サムスン電子ジャパン(サムスン電子の日本法人)がシャープに約104億円を出資する。これでサムスンはシャープの第5位の大株主になる。

●シャープはサムスンに液晶パネルを長期的かつ安定的に供給する。これまでもシャープはテレビ用パネルを供給していたが、さらにこれを拡大したうえ、ノートパソコン用などのパネルも供給する。

●今回の提携によって、悪化を続けていたシャープの財務体質は改善。さらに、大口のパネル売り先を確保したことで工場の稼働率が上がり、業績悪化に歯止めがかかる見込みである。

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