佐藤優さんに質問 「睡眠時間をどのような方法で圧縮しましたか?」

佐藤優「インテリジェンスの教室」Vol.009 質疑応答より
【佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」Vol.011 目次】
―第1部― インテリジェンス・レポート
 ■分析メモ(No.20)「ローマ教皇ベネディクト16世の生前退位」
 ■分析メモ(No.21)「安倍晋三首相とイシャエフ露極東発展相の会見」
―第2部― 読書ノート
 ■出口汪『超訳 鴎外の知恵』
 ■ジェラルド・L・カーチス『岐路にさしかかった日本の外交・安保政策』
 ■樋口麗陽『小説 日米戦争未来期』
―第3部― 質疑応答
―第4部― 文化放送「くにまるジャパン」発言録
―第5部― 佐藤優さんの今後の予定(3月上旬まで)

質問:「実況中継シリーズ」の中で佐藤さんが優れていると思う本を教えて下さい

 出口汪さんのホームページに掲載されている出口さんと佐藤さんの対談を拝見いたしました。対談の中で「実況中継シリーズを買い集めて全部読んだ」という佐藤さんの発言がありました。実況中継シリーズは社会人が読んでも非常に分かりやすく、大学受験参考書部門のベストセラーになっている理由は十分に理解できます。

 そこで質問がありますが、実況中継シリーズにおいて、『出口現代文講義の実況中継』以外ではどの本が優れていると佐藤さんは感じましたか? また、教科書以前の基礎知識を身に付けるために実況中継シリーズを用いて勉強することについて、歴史小説を用いて歴史を勉強することと同じような注意点があれば、お教え頂ければ幸いです。(匿名希望)

【佐藤優さんの回答】 青木裕司先生の『NEW青木世界史Bの実況中継』(全5巻、語学春秋社)が優れています。受験参考書であると同時に、青木先生が、「反帝国主義、反スターリン主義」という明確な歴史観に基づいて、近現代史を描いている点が重要です。いわゆる新左翼の歴史観ですが、ソ連型社会主義に対する冷静な青木先生の見方は、現代史を理解する上でも重要と私は考えています。

青木裕司著 実況中継シリーズ

・ 『NEW青木世界史Bの実況中継 (1)』 語学春秋社
・ 『NEW青木世界史Bの実況中継 (2)』 語学春秋社
・ 『NEW青木世界史Bの実況中継 (3)』 語学春秋社
・ 『NEW青木世界史Bの実況中継 (4)』 語学春秋社
・ 『NEW青木世界史Bの実況中継 (5)』 語学春秋社

質問:佐藤さんは睡眠時間をどのような方法で圧縮しましたか?

 佐藤優さんの睡眠時間は3時間程度とのことですが、この睡眠時間に関して質問がございます。現在仕事が生活時間の大半を圧迫しており、読書の時間を確保すべく睡眠時間の圧縮(現在6時間)を検討しています。佐藤優さんの睡眠時間3時間というのは、必要に迫られた上での努力結果なのでしょうか? それとも元々なのでしょうか?(匿名希望)

【佐藤優さんの回答】 中学1年の頃から、3時間強眠れば、十分に疲れがとれるようになりました。ただし、これは私がたまたま体質的に短時間睡眠者だったということで、絶対に真似してはいけません。

 睡眠に関しては、天から自分に与えられた与件と考え、絶対に睡眠時間の圧縮など試みないことです。その代わり、起きている時間の密度を濃くすればよいのです。だらだらと仕事や勉強をするのではなく、集中力をつけることです。

 あなたの場合、現在の睡眠時間が6時間ですから、十分、短いと考えて構いません。睡眠時間が9時間を超える人に対して、私は、二度寝(一度目がさめてからもう一度寝ること)を避ける習慣をつけることを勧めています。一度目がさめたときに思い切って起床することです。そうすれば、2~3時間は睡眠時間が短縮できます。

 眠りが浅く、8時間以上眠っても疲れがまったくとれないという場合は、躊躇せずに心療内科か精神科の医師に相談し、軽い睡眠導入剤を処方してもらうと、結果として睡眠時間が短くなります。・・・・・