[BCリーグ]
新潟・青木智史コーチ「連覇に向けた“継続”と“進化”」

スポーツコミュニケーションズ

今も残る好調時の感覚

 2年間、主将を務めた清野友二が昨季限りで現役を引退し、今季、新主将には入団4年目の佑紀(日本文理高-平成国際大)が就任しました。彼は感性が鋭く、周囲に目配り、気配りのできる選手です。普段からいろいろと考えており、「こうしたら、もっと良くなるんじゃないかな」という意見をもっているのですが、これまでは遠慮していたのか、それを口に出すことはあまりありませんでした。

 そんな彼が「長年、アルビレックスにいる自分が、チームをまとめたい」と自ら主将に立候補してきたのです。何か自分を変えたいという思いがあったのかもしれません。僕はその佑紀の気持ちを大事にしたいと思い、彼を主将に任命することを決めました。素晴らしい考えを持っているのですから、それをどんどん口に出して伝えることさえできれば、きっと選手たちはついていくはずです。

 僕自身はというと、昨年のシーズン終盤、好調時のバッティングの感覚を取り戻すことができました。試合中、ふと「いい加減なくらいに打ってみようかな」と思ったことがきっかけでした。そうしたところ、無駄な力みのないスイングができるようになったのです。そのあまりの感覚の良さに「プレーオフは、打ちまくっちゃうだろうな」と思っていたところ、案の定、プレーオフでのバッティングは冴えわたりました。一冬越えた今もまだ、そのいい感覚ははっきりと残っていますので、このままシーズンに入ることができれば、自分のバッティングができると思います。その中でランナーを背負った場面で、いかに打つことができるかが自分の役割ですので、今季は打点にこだわっていきたいと思っています。

 15日からは内藤新監督の下、チームの合同トレーニングがスタートします。過去の栄光にすがることなく、今季はさらにレベルアップした姿をお見せしたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。

青木智史(あおき・ともし)>:新潟アルビレックスBCプレーイングコーチ
1979年9月10日、神奈川県出身。98年、ドラフト6位で広島に入団したが、2000年オフに自由契約の身となる。その後渡米し、トライアウトを受け 続けた結果、03年にシアトル・マリナーズ1Aと契約。しかし、同年に解雇。翌年には豪州のセミプロチームに所属し、05年には豪州選手主体のウェルネス 魚沼に唯一の日本人選手として入団した。同年夏にはセガサミーに入社。08年、新潟アルビレックスBCに入団し、09年よりプレーイングコーチに就任。 08年に本塁打王に輝くと、09年には本塁打、打点の2冠を獲得した。今季より専任コーチを務める。187センチ、100キロ。右投右打。
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