伊藤博敏「ニュースの深層」
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丸源ビルはどこへ行く!? 法人税法違反容疑で逮捕された「日本の不動産王」川本源司郎容疑者が語った「今後の夢」

2013年03月07日(木) 伊藤 博敏
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〔PHOTO〕gettyimages

 「(高級クラブは)厚化粧の、昼間見たらキツネかタヌキかわからんような女を置いて商売しているが、もうそんな時代じゃない。ウチはどこでも一等地にある。"化け物"は、裏通りに引っ込んでもらって、美術館、美術品展示場といった文化的事業をやるつもりだ。ハワイもそう。何百点もある私のコレクションを飾る文化拠点にする」

 3月5日、法人税法違反容疑で逮捕された川本源司郎・丸源ビル代表(81)は、歯に衣着せぬ人だった。逮捕前、私が、脱税容疑での東京国税局の調査が、どこまで進んでいるかを尋ねると、「脱税なんてしてない。国税もわかってくれた」と、一蹴したうえで、こう「今後の夢」を語ったのだった。

人を信用せず、財務はすべてひとりで管理

 川本容疑者は、福岡県北九州市の裕福な呉服屋に生まれた。慶応大学を中退後、一旦は稼業を継いだものの、1961年、不動産賃貸業に転じた。飲食店に家具付きで店舗を貸し出す手法が受け、事業は順調に伸び、規模がある程度大きくなった67年、東京に進出。経済成長の波に乗って企業が接待に高級クラブを使うようになり、川本容疑者の名前の「源」を丸で囲んだ社交ビルが、銀座、赤坂、六本木のネオン街を席巻した。

 「日本有数の資産家」として内外のメディアに何度も採り上げられ、実際、東京・渋谷に豪邸、熱海に別荘、ハワイには50数億円(購入時)の邸宅を持ち、6,000万円の腕時計を身につけ、1億円のロールスロイスを乗り回す"成功"は、ピーク時に60棟以上あった丸源ビルの店子がもたらした。

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