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ITトレンド・セレクト
2013年03月07日(木) 小林 雅一

iOS、Androidに続く「第3のモバイルOS」の行方

MWC2013の「モジラ」ブース

 先週、バルセロナで開催されたMobile World Congress(MWC) 2013。今年は画期的な技術や製品はあまり見当たらなかったが、そうした中で比較的大きな注目を浴びていたのが、商品化が間近に迫った「Firefox OS」だ。

 Firefox OSは米モジラ財団が開発中のモバイルOS、つまりスマートフォンやタブレットに搭載される基本ソフトである。それは、いわゆる「オープン・ソース」として提供されるため、どんなメーカーや携帯電話会社(キャリア)でも無料で入手できる上、基本的には自由に改変して構わない。

 現在、世界のモバイル市場の85%はアップルの「iOS(アイフォーンやアイパッド用の基本ソフト)」とグーグルの「Android」が占めており、最近は特にAndroidがシェアを伸ばしている。Androidは元々、今のFirefox OSと同様、オープン性を前面に押し出した基本ソフトとして提供された。

携帯キャリアはなぜ「第3のモバイルOS」が必要なのか

 しかし、その勢いが増すに連れ、グーグルはAndroidに対するコントロールの度合いを深め、それに連れてメーカーやキャリアにとって、若干煙たい存在になってきた。またiOSは当初から、アップルが厳格にコントロールしているクローズド・プラットフォームだ。要するに、これらの基本ソフトを自社製品に搭載する会社は、アップルやグーグルの言うことを聞かねばならない。

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