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坂井直樹「デザインのたくらみ」
2013年03月05日(火) 坂井 直樹

YouTubeがテレビを呑みこむ日

〔PHOTO〕gettyimages

 YouTubeがテレビの革命児になりそうだ。彼らは従来のテレビの在り方を大きく変える強力なひと押しになるかも知れない。

 たしかに、昨今テレビ業界で注目を集めているのは、3Dテレビや有機EL、4K(ハイビジョンの4倍高精細)といったハードウエア面の進歩である。ソニーやパナソニックなどの日本の家電メーカーの凋落を、お家芸であるハード・エレクトロニクス面での技術力を活かせていないことが原因とする声も多い。

●「テレビ」をあきらめるな(msn産経ニュース 2012.5.24)

 しかし、YouTubeやGoogleなどのサービス・ネットワークの普及によって、「ハードで如何にして儲けるか」という視点では今後、革新的な商品を生み出すことは困難になるだろう。AppleのiPhoneが携帯パソコンとして作られ、電話がサブ的な機能とされたように、ネットへの接続はもはや「おまけ」ではないからだ。

 こうした流れの中でYouTubeもまさにテレビを呑みこもうとしている。彼らは現在、スマートフォンやタブレット端末などのマルチデバイスとの連携を進めているが、特に熱心なのがテレビ用アプリの開発だ。ご存知のようにYouTubeの動画は膨大な数にのぼる。しかし彼らは、ユーザーが登録済みのチャンネルを簡単に再生できる「インターネット接続テレビのYouTubeプレイヤー」の改良にも力を入れている。

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