座り過ぎはがんになる?米IT企業で増える「立って働く」社員たち

マクリーンズ(カナダ)より

2013年03月24日(日)

 長時間座りっぱなしでいることの危険性は、「エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)」で世に知られるところとなった。

 それどころか、カナダ・カルガリー大学のクリスティーヌ・フリーデンリッヒ教授の研究では、長時間座る傾向にある人ほど、子宮がんや前立腺がん、心臓病のリスクが高まることもわかっている。座位の姿勢が長い人は新陳代謝が悪く、高血圧や高血糖など、がんや心臓病につながるメタボリックシンドロームを患うことが少なくないからである。座り過ぎは危険なのだ。

 しかも、「毎日30分程度の運動では問題は解決されない」とカナダにある東部オンタリオ州小児病院の研究者マーク・トレンブレーは指摘する。そこで同病院の研究者は座る時間を減らすべく、院内を歩きながら、または立ったままでの会議を実践しているという。

マクリーンズ(カナダ)より

 この動きは、健康に敏感な米国のIT企業のあいだでも拡がりつつある。グーグルやフェイスブックでは、立ち机で仕事をする社員も増えている。

「弊社でも多くの社員が立って働いています」と、簡易決済サイト「スクエア」のジャック・ドーシーCEOは語る。 加えて、健康面のみならず、クリエイティビティを高めるうえでも効果的だと彼は話す。事実、作家のヘミングウェイや画家のレオナルド・ダ・ヴィンチも立ち仕事をしていたことで有名だ。

 健康と創造力増進を考えて、たまには立って仕事をしてみてはいかが?

 

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