願書が殺到するハーバードと志願者が減った東大の差とは? 「お山の大将」の日本の名門大学はいずれ衰退する!
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先進国も新興国もエリートはアメリカ名門校に向かう

 今年、ハーバード大学への入学願書は、世界中から3万5000通以上が集まったという。これは過去最高だった昨年の3万0489通を15%も上回るもので、もちろん史上最高。4年前の2万2955通を50%以上も上回っている。

 ハーバードのライバルであるエール大学も、昨年と比べて5.8%も入学願書の数が増えている。プリンストン大学もダートマス大学も、前年より多くの願書を集めているという。

 こういった名門校への願書は、アメリカ国内から送られる分も増えているが、それより増加率が高いのは海外から来る分だという。

 この増加には、以下のように主に3つの背景がある。

①アメリカの名門校が行うグローバル教育へのニーズの世界的な高まり
②アメリカの名門校の奨学金制度の充実
③アメリカの名門校の、全世界の優秀な若者に対する積極的なリクルート活動

 このような要因によって、世界各地のエリートたちは、ますますアメリカに引きつけられていく。彼らの親も、アメリカで留学や勤務をした経験を持つ者が多い。つまり本人だけでなく、親も、アメリカの高等教育の利点、すなわちリベラルアーツ、英語、多様性、ネットワーキング、ブランド性などの力をよく理解しているのだ。

 先進国だけでなく新興国からも、富裕層の子弟を中心に、アメリカの名門校に優れた人材がどんどん送り込まれている。かつて新興国エリートの留学先として名を馳せたイギリスやドイツ、フランスの名門校さえも、アメリカの名門校の前では色褪せてきつつある。

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