出所後は敏腕起業家!?刑務所で大人気の更生プログラムとは

フィナンシャル・タイムズ(UK)より

2013年02月18日(月)

 米国で受刑者に起業のノウハウを教える、「プリズン・アントレプレナーシップ・プログラム(PEP)」が注目を集めている。ボランティアのMBA学生や企業幹部が2004年にテキサス州で始めた取り組みで、800人以上いる過去の"卒業生"は、全員が出所して90日以内に定職を見つけている。彼らの再犯率は5%以下(州全体では25%)に留まっていて、更生プログラムとして高い効果をあげているのだ。

 PEPでは財務や事業運営の講座のほか、ケーススタディや、スピーチのスキルを磨くワークショップもある。最終課題は、12ヵ月間の運営予算にそった事業計画書を作ることだ。

フィナンシャル・タイムズ(UK)より

 6ヵ月間のコースを修了した受刑者には、ベイラー大学ハンカマー・スクール経営大学院から起業コースの修了証明書が発行される。まっとうな資格なので、出所後の職探しに大いに役立つという。

 受刑者のあいだでPEPの人気は高く、毎年150名の枠に2500件の出願が届く。そんななか、開発責任者のジェレミー・グレッグは、ギャングのリーダーや麻薬組織の幹部など、いわゆる"札付き"の犯罪者を入学させるようにしているという。

「彼らはすでにリーダーとしての素質を身につけています。顧客をつなぎとめる方法や、利幅といった概念についても理解している。こういった才能をいい方向に転換させたいのです」

 

 

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