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週現スペシャル いまや一流企業の採用基準は「学歴より地頭」が重視されるというけど「地頭がいいヤツ」の研究
第1部 ガリ勉して頭がいい人はダメ

 受験シーズン、就活シーズンが本格到来。有名大学→一流企業という方程式が崩れ、昨今は「地頭がいいヤツが勝つ」と言われるが、そもそも地頭って何なのか。各界の識者とともに、謎を解く旅に出てみよう。

第1部 ガリ勉して頭がいい人はダメ、

 大手食品メーカーの人事担当者(東大卒)が言う。

「先日、東大の研究室の後輩にあたる3年生の女子から、メールでOB訪問の打診があったんです。面識もないし、コピー&ペーストみたいな雑な文面なので嫌な予感がして、会う前に人間性を知りたいと思い、こう質問しました。

『就活をしていていちばんつらいことは何ですか?』

 すると、彼女からは、

『自分の時間がなくなることです』

 と、なんとも愛想なしのズレた返事。そこで、

『時間のないなか、私に会いたい理由を、具体的に書き直して送ってください』
 と返すと、こんなメールが届いたのです。

『フィードバックありがとうございます。ではOB訪問は結構ですので書き直しません』

 驚きましたが、おそらく彼女からすると、『忙しいなか気を遣って仕事っぽいメールしてやったのに、ごちゃごちゃ質問してきた挙げ句、説教された』という認識なんでしょうね。

 後に確認すると、彼女は私立の女子高からガリ勉で東大に入ったタイプ、とのことでした」

 OB訪問や面接などで、「後輩」たちの驚くべき言動を目の当たりにし、面食らった経験のある人は多いだろう。

 いよいよ今年も本格的に就活(就職活動)シーズンに突入し、街でもリクルートスーツの学生をよく見かけるようになった。採用する企業側としては、会社の未来にとって有用な若者を、他社に先駆けて選別しなければならない時期だ。

 しかし「人が人を選別する」ということは、いつの時代もやっかいで難しい。