トーマス・フリードマン「革命よ、きたれ! オンライン大学が起こすブレークスルー」

オンライン会社コーセラの衝撃

 スタンフォード大学のコンピューターサイエンス学科のアンドルー・イング准教授は、彼が共同で設立した双方向オンライン会社のコーセラが、どうやって高等教育に革命をもたらそうとしているかについて、なかなかおもしろい説明をしてくれた。

 そこでは、全世界の学生が彼の講義を聴けるだけでなく、宿題をこなし、成績の評価を受け、コースの終了証書をもらい、さらには、それをより条件のいい職についたり、進学したりするのに利用できる。

 先学期、イングがインターネットによる通信講座で教えた学生数は10万人にのぼる。
「わたしは通常400人に教えているが、それだけの数の学生を今まで通りに教えるためには、通常のスタンフォード大のクラスを250年間続けなくちゃならない」

 大学教育革命万歳! である。

 大きなブレークスルーというものは、突然可能になったことと、絶対必要な事柄とが出会ったときに起きる。大学卒業資格を取るためのコストは医療コストより急激に値上がりしてきたため、安くしかも質の高い高等教育を供給する必要性はこれまでにない火急の課題となっている。同時に知識経済ではより高度の教育履修資格を得ることが以前にもまして不可欠のこととなっている。

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