経済の死角

〝無料〟の一方で〝値上げ〟迷走? 「マクドナルド珍キャンペーン連発」の評判

2013年02月01日(金) フライデー
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テープを貼りつけ応急処置をする福岡市内の某店。斜めに貼られた値札シールから現場の混乱ぶりが窺える

 マクドナルドのハンバーガーが、一部地域で値上げされたのをご存じだろうか。福岡、佐賀の全店と熊本、大分、山口の一部店舗で、100円のハンバーガーが120円に、120円のチーズバーガーが150円に値上げされた。福岡市内のマクドナルドを訪れた女性客はこう漏らす。

「何で九州だけ〝100円マック〟がなくなったんですか? 前よりマックに通う回数が減りそうです」

 値上げの一方で最近巷を賑わせているのが「ENJOY! 60秒サービス」と呼ばれるキャンペーンだ。注文して会計を終えてから商品を渡すまでの時間が60秒を超えた場合に、ビッグマックなどのハンバーガー無料券がもらえるというサービスである。この他にも、「フリーマンデー」といって、毎週月曜午前6~9時の来店者全員に、ソーセージマフィンやハッシュポテトなどの「朝マック」メニューの一品を配るサービスもある。

 値上げなのか無料なのか? はっきりしないマクドナルド。矢継ぎ早にこんな新企画を打ち出す背景には、切実なる業績不振脱却の狙いがあるようだ。

 日本マクドナルドは、昨年まで既存店売上高で8年連続、営業利益で6年連続のプラスを続けていたが、昨年は業績が悪化。12月の既存店売上高は対前年同月比でマイナス8.6%を記録し、直近は9ヵ月連続で前年実績を下回っているのだ。

 外食産業に詳しい亜細亜大学経営学部の茂木信太郎教授は、マクドナルドの現状について「先細り」と表現する。

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