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ITトレンド・セレクト
2013年01月31日(木) 小林 雅一

グーグルも後押しする「文学作品のビッグ・データ解析」はどこまで可能か

〔PHOTO〕gettyimages

 大量の小説をデジタル化して、コンピュータで分析する動きが盛んになっているという。

●「Dickens, Austen and Twain, Through a Digital Lens
The New York Times, January 26, 2013

 いわゆる「ビッグ・データ解析」を、文学作品のような芸術の領域にまで拡大しようとする動きだ。こう聞いただけで眉唾と見る向きもあるかもしれないが、上の記事を読むと「これなら妥当だな」と思えることもやっている。

 記事によれば、それは文学とコンピュータ科学の両方に関心のある人たちが始めたことのようだ。彼らが分析対象とする文献は主に、グーグルがここ何年も進めている「グーグル・ブックス」と呼ばれるスキャン・データだ。世界中の図書館にある書籍を全てデジタル化してインターネット上にアップしようという試みで、欧米や日本をはじめ世界中の出版社や著者と揉めた、例のプロジェクトである。

 このプロジェクトに対しては、いまだに賛否両論あると思うが、とにかく日々、デジタル化された書籍がネット上に蓄積されていることは事実で、「これを使って何もやらない手はないだろう」というのが、そもそもの発端のようだ。またグーグル側でも、こうした研究を支援するサイトを2010年に立ち上げているという。

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