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週現スペシャル あなたの職場にもいるでしょ?「勉強はできるのに、仕事はできない人」の研究
受験生諸君!いい大学を出てもダメな人はいっぱいいます

 大学入試センター試験も終わり、いよいよ今年の受験シーズンも山場を迎える。受験生にとっては「東大」が最高峰、少しでもいい大学にと思うだろうが、社会に出れば案外、そういう大学の出身者が「使えない」と烙印を押されていたりする。なぜ、彼らは偏差値が高いのに仕事ができないのか? 多角的に研究する。

I 文系篇プライドは高いが新しいことは思いつかず、失敗すると逃げる

 あるメガバンク行員(私立大学卒)が言う。

「ウチの銀行は約1割が東大卒。銀行業務は経営戦略を策定する『本部』と顧客対応をする『支店』に分けられますが、東大卒には『俺たちはもともと本部官僚』という意識があります。

 本部官僚にも、現場を知るという名目で支店長を経験させるのですが、以前こんなことがありました。

 期末最終週に、『支店の営業目標まであと3000万円、がんばろう!』と現場が盛り上がっていたら、東大卒の支店長が淡々とこう言ったんです。

『まあ、ウチが達成したところで、(銀行)全体では20億円足りないんだよね』

 オマエそれを言うか、という感じで、現場は完全に白けてしまった。しかもその本部官僚に悪気はない。まさにKY、余計なことを言うところが、いかにも東大だと思いました」

 東大に限らず高学歴な人間は基本的能力が高く、面接を通過した以上は性格が完全に破綻しているわけでもない。

 それなのに、「アイツは勉強はできるんだけど、仕事ができないんだよなぁ」と周囲に思われる残念な人がいる。

 広告代理店勤務の30歳女性も、上司の東大卒男性に迷惑を被っている。

「新しい広告のデザイン案が仕上がるたびに、『ねえ、これどう思う』って見せてくるんです。いつも『すごーい、素敵!』と言ってあげてたんですが、たまにはちゃんと相談に乗ろうと思って『ちょっとここの色が変ですよね。かわいくない』って言ったら、その人の態度が豹変したんです。

『そうかな。俺はそうは思わない。変じゃないよ』

 って突然怒りだして。気づいたんですけど、彼、相談するフリして自慢してたんですよね。私に『すごーい!』って誉めてほしいだけだったんです。

 東大卒の男って常に誉められたいと思ってるから、本当に面倒くさい」