選挙
1人区どころか2人区でも全敗の予想!「参院選惨敗」しても民主党が生き残る道
〔PHOTO〕gettyimages

「2009年衆院選で民主党が圧勝したのは、反自民の票がほとんど民主党に乗ったから。今は日本維新の会とみんなの党が自民党と民主党の間にいる構図だ。仮に反自民の流れが出てきたにしても維新、みんながある程度吸収し、民主党が独り占めして勝つことはないだろう」

 これは政府首脳の分析だ。現状ではこの通りだろう。民主党は今年7月の参院選ではなく、3、4年後の次期衆院選を見据え、じっくりと党の立て直しを図るべきではなかろうか。

維新の会の勢いは衆院選後も続いている

 昨年暮れの衆院選を振り返ると、民主党は底割れしたような結果だった。議席が2009年衆院選の4分の1以下の57に落ち込んだだけではなく、比例代表11ブロックの得票数を合計すると、2984万票から963万票に2000万票あまりも落ち込んだ。得票率においても、42.4%から16.0%と激減した。

 この結果を参院選に当てはめると、勝敗を左右する改選数が1の「1人区」で民主党が全敗を喫するのは言うまでもない。深刻なのは「2人区」でも、維新の会、あるいは維新の会とみんなの党の得票数の合計で競り負け、全敗の憂き目を見ることになることだ。

 2人区は北海道、宮城、新潟、茨城、長野、静岡、京都、兵庫、広島、福岡の10選挙区ある。たとえば、民主党が固い基盤を持つ北海道で民主党は47.7万票、これに対し維新33.4万票、みんなの党15.6万票で合計49万票という結果だった。京都では民主17.8万票、維新29.0万票で、維新はみんなの党の選挙協力を得なくても単独で勝ち、民主党は負ける。

 2人区のうち、維新が単独で民主党を上回っている選挙区が6選挙区もある。これらを元に比例代表も加えて民主党の議席を推計すると、改選議席の46を大きく割り込み、選挙区9、比例8の17議席となる。

 もちろん、衆院選の結果がそのまま参院選に反映されるわけではなく、候補者の力量も影響する。たとえば、長野では前国土交通相・羽田雄一郎は父の元首相・羽田孜の時代から培った厚い地盤と地力がある。

 しかし、維新の会の勢いは衆院選後も続いている。大阪市長・橋下徹頼みであることに変わりはないが、橋下は大阪市立桜宮高校の体罰問題で際だった情報発信力を生かし、賛否はあっても論争の中心に位置している。こういう橋下を自民党首脳は「政治の天才」と呼んでいる。

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