民主主義はキリスト教カルト
日本をダメにしたB層の研究【第5回】

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 現在誰もが民主主義を「いいこと」だと思っている。しかし歴史的に見れば、これはかなり異常なことなのだ。民主主義の正体はキリスト教カルトであり、過去の賢人たちは繰り返しその危険性を指摘してきたのだ!

民主主義はキリスト教カルト

 人類の知の歴史、およびまともな哲学者、思想家、政治学者が明らかにしてきたことは、民主主義の本質は反知性主義であり、民意を利用する政治家を除去しない限り、文明社会は崩壊するという事実です。

 だからこそ、民主主義はアナーキズムと同様、狂気のイデオロギーとして分類されてきたのです。

 諸学の父・アリストテレス(前三八四~前三二二年)は、著書『政治学』において民意を最優先させた場合の民主政を、僭主(せんしゅ)政(正当な手続きを経ずに君主の座についた者による政治)に近い最悪のものと規定しました。

 フランス革命やナチスの蛮行を例に出すまでもなく、民主主義は議会の否定と独裁につながります。

 民主主義の前提には「一人一人が完全に平等である」というイデオロギーがあります。

 ニーチェは民主主義の正体を見抜いていました。

 いま一つ別の、これにおとらず気のふれた概念が、現代精神の血肉のうちへとはるかに深く遺伝された。それは、「神のまえでの霊魂の平等」という概念である。この概念のうちには平等権のあらゆる理論の原型があたえられている。人類はこの平等の原理をまず宗教的語調で口ごもることを教えられたが、のちには人類のために道徳がこの原理からでっちあげられた。(『権力への意志』)

 民主主義はキリスト教カルトです。その根底にある平等主義は、絶対存在である《神》を想定しないと出てこない発想です。このキリスト教を近代イデオロギーに組み込んだのがルソーだとニーチェは言います。

 フランス革命によるキリスト教の継続。その誘惑者はルソーである。(同右)

 
◆ 内容紹介
橋下首相待望論が沸き起こる中、現代日本で起こっているさまざまな「くだらない」現象を読み解くキーワードが「B層」である。著者はすでに「ゲーテの警 告」「ニーチェの警鐘」の二冊の+α新書で、偉大なる哲学者、教養人の言葉を引きながら、近代大衆社会の末路が現在であり、それを象徴しているのが「B 層」の横行であることを指摘し、多くの支持を得ている。「B層」=比較的IQの低い、騙されやすい人間たち、の特徴を細かく解説しながら、多くのB層に支 持された民主党がかくも無様に崩壊した理由、そしてまた懲りもせず橋下徹こそ日本国首相にもっともふさわしいという今日の世論調査の結果に現れるB層の 「勘違い」の害毒を、あらゆるジャンルで分析しながら、あぶりだしていく。