[BCリーグ]
富山・中山大コーチ「復権のカギは投手の底上げにあり!」

 球団職員、選手、コーチとして、球団創設以来6年間、お世話になった新潟アルビレックスBCを離れ、今季より富山サンダーバーズの投手コーチに就任しました。実は新潟県外での生活自体初めてということもあり、多少の不安はあるものの、それ以上に今は期待の方が大きいですね。これまで新潟で経験し、得てきたことが、どれだけ自分のスキルとなっているのか、そしてどれだけ選手たちに伝えていくことができるのか。コーチとしての自分を本当の意味で試すことができるチャンスだと感じています。

 リーグ創設2年目の2008年に初のリーグ優勝を達成した富山ですが、10年以降はプレーオフに進出することができていません。とはいえ、打撃に関してはリーグでもトップクラスの力を持っています。昨季のチーム成績を見ても、打率2割6分7厘はリーグ2位です。また、敵ながら昨季はシーズン中での変化を感じていました。例えば、前期は変化球に対応ができておらず、「変化球さえ投げておけば打たれることはない」と思っていた打者が、後期になって変化球にも対応するようになっていたり、前期は山を張っていた打者が、後期には場面やカウントによって、1打席1打席、対応をかえるようになっていたのです。

 一方、投手陣はというと、昨季のチーム防御率4.17はリーグ最下位。5位の群馬ダイヤモンドペガサスが3.64ですから、他球団との差は歴然としていました。つまり、復権のカギを握っているのは、投手力の底上げが必至だということは誰の目から見ても明らかです。そういう意味では投手コーチとして責任を感じるとともに、やりがいも感じています。「コーチ業は他人に評価をされてこそ」と、新潟の元監督である橋上秀樹さんが言っておられましたが、僕も富山の球団やファンの期待に応えられるように頑張りたいと思います。