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ITトレンド・セレクト
2013年01月24日(木) 小林 雅一

フェイスブックのグラフ検索は両刃の剣

フェイスブック「グラフ検索」のデモ画面より

 フェイスブックが先週、「グラフ検索(Graph Search)」の試験運用を開始した。これにあわせて公開されたデモ動画を見る限り、とても使い易く楽しそうなサービスだ。一般ユーザーが使えるようになるのは、もう少し先になるが、当初はフェイスブック内にある「人」「場所」「写真」「関心のあるもの」だけが検索対象になる。それ以降、検索対象は拡大されていく予定という。

知らない人からも検索される

 「グラフ検索」は自然言語、つまり普通の言葉で検索できる。たとえば「私の友達が好きな音楽は?」とか「よく行くレストランはどこ?」といった問い合わせ方ができる。注意すべきは、検索対象が必ずしも、自分の直接の「フェイスブック・フレンド」に限定されないことだ。

 このため、若干ストーカー的な使い方もされるだろう。例えば、今日誰か魅力的な人(Aさん)に会ったとしたら、「Aさんは独身?」とか「付き合ってる人は誰?」とか、そういう検索が頻繁に発生するような気がする。

 そのようにダイレクトな質問ではなかなか、真実は掴めないとしても、たとえば「Aさんがタグ付されてる写真を全部見せて」とリクエストして、そこで表示された多くの写真に特定の男性、ないしは女性と一緒に写っていたら、「ああ、この人と付き合ってるのか」ということになるのではないか。

 要するに、言葉で自由自在に検索できることが重要なポイントである。これを使って、たとえば企業の採用担当者、人材紹介会社、結婚斡旋業者、さらには興信所などが、ありとあらゆるクリエイティブな問い合わせの仕方で、知りたい人物の人となりや行状を洗い出すのではないか。実際、フェイスブック自身が今回の記者発表で、「グラフ検索は、恋人探しやリクルート関係者に是非使って欲しい」と強調しているのだから、ほぼ間違いない。

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