賢者の知恵
2013年01月16日(水) 週刊現代

2013年強いニッポンを作る「注目の100人」山中伸弥教授に続くノーベル賞受賞者は誰だ スポーツ、ビジネスで世界の頂点に立つ!

週刊現代
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 今年は日本人の底力を見せる年になる。グローバルに通用する知性、世界に挑むアスリート、経済復活のカギを握るビジネスパーソン、飛躍が予想される芸能人を紹介。世界の指導者たちの今後も占う。

ノーベル賞に最も近い日本の天才たち

 iPS細胞を開発した京都大学・山中伸弥教授の受賞に沸いた昨年。「今年は『光』というテーマが先端科学のトレンドになっている」と言うのはノンフィクション作家の山根一眞氏だ。

「化学賞で期待するのは、光によって化学反応を起こす触媒を発見した東京理科大学学長の藤嶋昭氏。現在は壁面やガラスの汚れ防止などに使われていますが、今後この分野での発展を予感させます。物理学賞で挙げるなら、100億年経っても1秒も狂わない光格子時計の開発者、東京大学の香取秀俊教授でしょうか」

 同じ「光」で注目されるのは、LED(発光ダイオード)だ。

「明るい青色のLEDの製作に成功した名城大教授の赤?勇氏と、その大量生産技術を開発した米カリフォルニア大教授の中村修二氏が物理学賞を同時受賞しても不思議ではありません」

 そう話すのは、科学ジャーナリストの馬場錬成氏。ノーベル賞の一つの傾向として、研究成果が実用化され、世界で数千億円規模の市場になった場合に受賞が現実味を帯びてくるという。

 山中氏に続く医学・生理学賞では、東京工業大学特任教授の大隅良典氏、東京大学大学院教授の水島昇氏、北里大学名誉教授の大村智氏らの名が挙がる。大隅氏は、古くなったたんぱく質を新しく作り変える細胞の「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明。後にその鍵となる分子を発見したのが水島氏だ。

「大村氏は、オンコセルカ症という感染症の特効薬を開発し、2億人以上もの人を救っています」(馬場氏)

 また、成長ホルモンの分泌を促し、食欲を増進するホルモン「グレリン」を発見した国立循環器病研究センター研究所所長の寒川賢治氏も候補の一人。

「実は山中伸弥教授よりも早く注目されていました。〝ホルモンハンター〟の異名もお持ちですが、まさに狙いを定めて研究し、成果を上げる力に非常に長けている」(『日本にノーベル賞が来る理由』の著書がある、作曲家・指揮者の伊東乾氏)

 化学賞では、前出の藤嶋氏のほか、次の4名も。

・金の触媒作用を発見した首都大学東京名誉教授の春田正毅氏。

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