金融・投資・マーケット
ダブル・ノータッチ・オプションの噂
〔PHOTO〕gettyimages

 最近、為替市場のディーラー連中と話をしていると、ダブル・ノータッチ・オプションが話題になることが多い。ダブル・ノータッチ・オプションとは、為替レートが一定期間、特定の二つのレート、例えば86円と90円に触れることなく、その間に収まると収益を手にすることが出来るオプションだ。

 こうしたオプションの組み合わせは以前から存在した。何故、足元で話題になるかというと、為替市場の噂では、アジアの中央銀行(市場の見方では中国ではないかとの観測が多い)が、そのダブル・ノータッチ・オプションを組んでいるとの観測が出ているからだ。

86円65銭と90円65銭のノータッチ・オプション

 足元で噂になっているのは(あくまでも噂なので真偽は全く不明)、中国の中央銀行が、86円65銭と90円65銭を基準にしたダブル・ノータッチ・オプションを組んでいるとの観測だ。

 期間は約2か月というので、このオプションを1月の最初に組んでいるとすれば、当該オプションの有効期限は2月下旬までということになる。このオプションに相応の説得力があるのは、86円台-90円台の基準値が何となく、そこに収まりそうな感覚があるからだろう。

 仮に、このオプションが本当にあったとすると、向こう2か月に86円65銭と90円65銭にタッチすることがなければ、オプションを組んだ投資家はかなりの儲けが懐に入ることになる。収益が欲しい投資家なら、考えそうなオプションではある。

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