職業としてのコミュニティマネージャー 毎年1月第4月曜日は「感謝の日」

2011年の「コミュニティマネージャー感謝の日」に作成されたインフォグラフィック
by GetSatisfaction

 2013年も始まり、ウェブ上には、2013年のトレンド予測などの記事がたくさんまとめられています。過去数年を振り返ると、ツイッターの登場、フェイスブックの盛り上がり、そして無料通話アプリ「ライン」の登場など、プライベートでもビジネスでも、日常の様子が大きく変化しつつあることを実感できます。

 さて、2013年の始めにぜひ取り上げたいテーマは「コミュニティマネージャー」です。約1年前に『オンラインの同窓会、コミュニティ運営に欠かせない、コミュニティマネージャーという存在』というタイトルで当時の状況をレポートしましたが、そこから1年が経過し、ますます重要性が高まっていることを感じるからです。

 コミュニティマネージャーとは、企業やブランド、非営利団体、趣味や地域での有志のグループなど、共通の興味を持つ仲間が集まる際、オンラインのコミュニティを効果的に企画、管理、運営するような人材のことを広く総称します。近年、特に注目を浴びている職種です。

 1年前の記事で、「コミュニティマネージャーに求められる4つの資質」として、米ソーシャルメディア調査会社アルティメーター・グループ(Altimeter Group)アナリストのジェレマイア・オウヤン(Jeremiah Owyang)氏が2007年にまとめた「4つの資質」を紹介しました。

【1】「A Community Advocate(コミュニティの推奨者=消費者の代表者であること)」
【2】 Brand Evangelist(ブランド・エバンジェリスト=商品のプロモーターであること)
【3】「Savvy Communication Skills, Shapes Editorial(優れたコミュニケーター&編集者として、適切なコミュニケーションがとれること)」
【4】「Gathers Community Input for Future Product and Services(将来のサービス、製品開発等に役立つ情報をコミュニティから集められること)」


 約1年を経てこれらの4つの特徴を見ると、思うことが2点あります。

多様化、専門性が高まるオンラインコミュニティ・マネジメントの仕事

 上記のリストにあるタスクの一覧を見ると、それら一つ一つの重要性が、この1年で大幅に増幅したと感じます。

 例えば、優れたコンテンツを作成するためには、普段から自分の組織に関する評判をチェックしつつ、それと関連があり、多くの人が共有してくれるようなブログ記事などを書くことが求められます。近年、「インバウンド・マーケティング」、あるいは「コンテンツ・マーケティング」と呼ばれるマーケティングの手法があります。これは魅力的なコンテンツを発信することで、検索やソーシャルメディア経由で「見つけてもらう」という手法です。優れたブログ記事を書くことは、より専門的なスキルが求められるタスクの一つになりつつあるといえます。

「役立つ情報をコミュニティから集める」というタスクを見てみましょう。こちらについても、近年、「ビッグデータ」「ウェブ分析・解析」などの重要性に注目が集まる中、専門的なソフトウェアや分析手法が求められる場面が増えています。簡単にサイトへのアクセス状況やソーシャルメディア上の評判を測定するツールも数多く登場してはいるものの、すべて一人で引き受けるのは難しいのではないか、と感じる所以です。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら
新メディア「現代新書」OPEN!