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小池良次「シリコンバレー・イノベーション」
2013年01月09日(水) 小池 良次

米バラエティー誌の推測記事:ソニーが米国でブロードバンド放送開始─とは

〔PHOTO〕gettyimages

 年明けから米国のITメディアは、国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」の憶測記事で賑わっている。ラスベガス市で火曜日(現地時間8日)から開催されるCESでは、今年も大小約2万点の製品やサービスが展示され、大手が一斉に新製品や新サービスを発表する。

 その中でも私の目を引くのがソニーのブロードバンド放送に関する記事だ。米エンタテインメント業界誌バラエティー(Variety)は3日付けで「ソニーが同分野に参入準備」との予測記事を掲載した。

なぜソニーはブロードバンド放送を狙うのか

 まず、バラエティー誌のニュースをかいつまんで紹介しよう。「ソニーはCESでケーブルテレビに対抗する危険な発表をするかもしれない・・・」と思わせぶりな出だしで始まる同記事は、消息筋の情報として同社がブロードバンド放送サービスを準備していると指摘している。

 ブロードバンドを使ったテレビ放送はOTT-Videoとも呼ばれるが、同誌では業界用語としてVirtual MSO(仮想マルチチャンネル・サービス事業者)と称している。大手番組プロバイダーと交渉しているソニーのブロードバンド放送では複数のチャンネルを束ねるパッケージ・プランを基本にライブ放送を重視する。

 米ケーブル・テレビ業界では、タイムワーナー・ケーブルが昨年Virtual MSOを開始している。同サービスは韓国サムスン電子やLG電子のスマート・テレビにプレインストールしてあり、テレビ画面にあるアイコンをクリックすれば購読することができる。ソニーの上位機種にも同サービスは搭載されている。今回、話題になっているのは、こうしたCATV事業者のサービスではなく、ソニー自身が番組調達をして配信する。

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