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若い世代の社会保障はヨーロッパの4分の1

田原: 長期的には、日本を再生するためにはどうしたらいいですか?

竹中: あまり議論されていないんですけれども、攻撃的社会保障をやればいいと思います。今の社会保障というのは貧しい人に対する施しみたいなイメージが強いでしょう。もちろん貧しい人を助けなければいけないというのは事実なんです。それはそれでやらなければいけない。しかし、日本にない社会保障は攻撃的社会保障なんです。

 どういうことか。経済を強くするためには女性にもっと働いてもらわなければならない。経済を強くするためには、子どもももっと生んでもらわなければならない。そのためには社会保障が必要なんです。子育てのための経費、産休をとるための経費、一度家庭に入った女性がもう一度職場復帰するための職業訓練の経費です。こういう若い世代の社会保障は、GDP比で見てヨーロッパの4分の1しかないんです。でも、年金はGDP比で日本はイギリスを超えたんですよ。

田原: ああ、年寄りは恵まれている、と。

竹中: 恵まれているとまでは言いませんが、そこそこやっているんですよ。ところが
若い人の社会保障は四分の一ですから全然足りない。実はスウェーデンはそれを計画的にやったんです。

田原: なんで日本はやらないんですか?

竹中: そういう発想がないからでしょう。

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