夢の二刀流!大谷翔平(日本ハム)は「年間20本塁打ピッチャーになる」
夏の高校野球岩手県大会準決勝、対一関学院戦。この試合で大谷は高校生初の160km/hをマークした〔PHOTO〕村上庄吾

「日ハムにとって〝二刀流作戦〟は説得材料でしかないですよ。最初はやらせるでしょうけど、元プロたちが『高校とは次元が違う』と口を揃えるように、現実的ではありません」(スポーツ紙記者)

 紆余曲折を経て、ようやく日本球界入りが決まった大谷翔平(18・花巻東高)。メジャー挑戦への決意を翻したことに対し、高校側にクレームが殺到しているというが、10年に一人といわれる超高校級のプレーが日本で見られるのだから、プロ野球ファンにとって喜ばしいことだ。

 そんな18歳の心を揺るがしたのが、日本ハムが用意した『大谷翔平君 夢への道しるべ 日本スポーツにおける若年期海外進出の考察』と題された合計30ページに及ぶ資料だった。メジャーか日本か、そして投手か打者か---。球団が迷える未来のスターのために提案した資料のうち、〝二刀流〟に関しては、冒頭のように関係者の視線は実に冷ややかだ。

 では、日ハムが画策する二刀流はどの程度の現実味があるものなのか。

 実際に大谷の球をミットで受けたスポーツジャーナリスト・安倍昌彦氏は、二刀流は難しいとした上で、できれば投手として大成してほしいと話す。

「どんなにいいピッチャーでも耳の上あたりで肘がしなるものですが、彼は頭の上でしなっているように見える。そんな投手はいままで見たことがありません。ただ、いまは60%程度の完成度。下半身をうまく使えるようになった時のピッチングを見てみたいですね」

 一方で、打者としての天性の素質が上回ると見る向きも多い。