2012.12.23(Sun) 岡田 真理

アスリートとコーヒー

筆者プロフィール&コラム概要
〔PHOTO〕gettyimages

 アスリートのブログやフェイスブック、ツイッターの更新を見ていると、スターバックスなどでコーヒーを飲む様子の写真をよく目にする。練習前後にリラックスしながらカフェタイムを楽しんでいるようだ。

 私が以前マネージメントを担当していたプロアスリートも、打ち合わせの際にはよくコーヒーを飲んでいた。減量時にはブラック、そうでない時でも砂糖はごく控えめにし、コーヒーフレッシュは「油分が含まれているから」と入れなかった。果たしてコーヒーは、アスリートにとってどんなプラス効果があるのか。

 まず着目したいのが、コーヒーに含まれる「カフェイン」の存在。みなさんもご存知の通り、カフェインには眠気覚まし効果があるといわれているが、これは、眠気を誘う作用のある「アデノシン」という物質の働きを、カフェインが低下させることによって起こるという。アデノシンが抑制されれば体の動きも機敏になり、ハードな肉体的作業もこなせるようになる。よって、長時間、もしくは高強度でのトレーニングが可能になるのだという。

 また、カフェインには脂肪分解酵素である「リパーゼ」を活性化させる働きがあるそうだ。このリパーゼは、体内に蓄積された脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解し、脂肪酸を血液中に放出する。そして、それはエネルギーとして消費される。つまり、脂肪が燃焼されるということだ。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


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自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。