雑誌 ドクターZ
2013年、財務省はこう動く
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 ひとまず選挙は自民党が大勝した。しかし2013年も、政治の「裏舞台」の中心に財務省が君臨することに変わりはなさそうだ。

 2012年は野田民主が財務省に見事に操られた一年だった。野田氏は「シロアリを退治しないと増税はしない」と言っていたのに、シロアリのいいなりで消費税増税をやらされ、国民からウソつきと大批判を受けた。今回の選挙では「書いてあることはやらない」のが民主党のマニフェストだといわれ、選挙戦でマニフェストを受け取ってもらえない事態も起きるほど、国民からそっぽを向かれた。惨めではあったが、自業自得の結果であった。

 財務省はこのように野田民主を使い捨てにして、消費税増税法案を国会通過させた。では2013年はどうか。

 立ちはだかるのは安倍政権である。安倍氏は財務省の悲願である消費税税率の引き上げについて、「2013年4~6月の(GDPの)数値をみて秋に判断する。何が何でも上げろということではない」と選挙期間中に公言している。財務省は、安倍氏をなんとか籠絡して〝第二のパペット〟に仕立てることを画策してくるだろう。

 まず押さえてくるのが官邸人事だ。官邸の副長官補は財務省の指定席だし、筆頭事務秘書官も財務省のものだ。そのほかにも官邸の重要ポストを財務省が押さえているので、ここをまずはきっちり固めてくる。