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ITトレンド・セレクト
2012年12月20日(木) 小林 雅一

グーグルが雇用した危ない天才発明家とAIの行方

 ここにもディープ・ラーニングが使われている。すなわちユーチューブ上の動画とは、猫のイメージを形成するカラーと濃淡を表現したドットの集合に過ぎない。このように低次元の情報を段階的に引き上げていき、最終的に猫の「概念」という最も高次元の情報を獲得するに至った、というわけだ。

 さてカーツワイル氏はこの第3のAI、つまり「AIの本道」を行く研究者だ。カーツワイル氏によれば、「脳は比較的小さく単純な情報体(a relatively small and simple body of information)から構成されており、人間の脳が今から数十年以内にシリコン上に再現できないと言うのはばかげている」という。

 ほとんど天才と何とかは紙一重のような人だと思うが、こういう逸材を使って、グーグルはこれから何を成し遂げるつもりだろうか。その行方から目が離せない。

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