衆院選情勢調査では自公300議席以上が確定的!? 永田町と霞が関に駆け巡る主要閣僚人事の最新予測を披露する!
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 マスコミ各社の衆院選終盤情勢調査の結果を見ても、自民党が圧倒、公明党が堅調で両党を合わせると、300議席を遥かに上回る結果になることが確定的となった。

 12月14日付朝刊各紙の一面トップの大見出しは、「自公300議席をうかがう―民主激減80前後」(『朝日新聞』)、「自民勢い変わらず―民主苦戦続く」(『読売新聞』)、「自公300の勢い―接戦区でも優位に、民主70割れも」(『日本経済新聞』)が踊っていた。

 26日に特別国会が召集され、自民党の安倍晋三総裁が衆院本会議首班指名選挙で首相に選出され、同日中に組閣を行ない、安倍内閣が誕生する。自民党執行部人事は、早ければ17日にも行なわれる自民党と公明党の連立政権樹立のための政策協定に自民党から石破茂幹事長が出るのか、それとも安倍首相(総裁)が日を置いて新しい幹事長を指名、その人物が担うのか、現時点ではハッキリしない。

 いずれにしても、永田町と霞が関では主要閣僚についての人事情報が駆け巡っている。筆者の得ている情報を基に最新予測を披露したい。焦点は幹事長と官房長官である。

幹事長には河村建夫氏、官房長官には菅義偉氏が有力

 幹事長には、今回衆院選大勝の陰の立役者である河村建夫選挙対策局長(当選8回・伊吹派)が起用されると見る。同党の地方組織(各道府県連)幹部の世代交代を通じて衆院選態勢を磐石なものにした功労者である。安倍氏の評価も高いうえ、安倍氏の盟友・麻生太郎元首相にも近い。

 幹事長が有力視されていた安倍氏の最側近である菅義偉幹事長代行(6回・無派閥)は、首相の女房役であり政権のスポークスマンである官房長官に起用されるのではないか。石破氏(9回・無派閥)は幹事長続投を求めるはずだが、最終的には財務相として入閣する可能性が高い。

 一時、副総理兼財務相説が取り沙汰されていた麻生氏(11回・麻生派)は副総理・経済産業相が確実だ。経済外交に意欲を持つだけでなく、景気回復のための経済成長戦略を自ら手掛けたいと語っているようだ。高村正彦副総裁(11回・高村派)は外相が有力。

 衆院戦中は支持基盤の農村部に配慮してTPP交渉参加問題に関して不明瞭にしていた安倍自民党だが、政権立ち上げ後、日を置かずして訪米、オバマ大統領との会談で交渉参加表明を検討していることもあって農水相人事が重要になる。農水族の保利耕輔元自治相(12回・無派閥)が有力と見られていたが、保利氏は衆院議長就任が確実となった

 下馬評に挙がっているのは、若手の江藤拓氏(4回・無派閥)と、中堅の宮腰光寛氏(6回・岸田派)である。安倍氏側近の塩崎恭久元官房長官(6回・岸田派)は経済財政担当相が順当である。安全保障政策通の中谷元・元防衛庁長官(8回・谷垣グループ)は防衛相が有力だ。

 党執行部は、河村幹事長以下、大島理森前副総裁(10回・無派閥)が再登板、細田博之総務会長(8回・町村派)は留任、甘利明政調会長(10回・旧山崎派)は幹事長代行か国対委員長に転出するにしても、シニアで固めた上で、後継政調会長に安倍氏の弟分的存在の加藤勝信政調会事務局長(4回・額賀派)を抜擢、筆頭副幹事長に萩生田光一氏(3回・町村派)を起用するなど若手の安倍直系を配することになるはずだ。

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