つながる!ソーシャル時代 ヒト・カネ・コト
2012年12月13日(木) 松岡 由希子

シリコンバレー的アプローチでメディアイノベーションを推進するベンチャーキャピタル「Matter.」

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「Matter.」のホームページより

 欧米の新聞・雑誌を中心に多くのメディア企業が慢性的な財政難に陥るなど、厳しい時代が続くメディア業界において、2012年は変革への萌芽が感じられる一年でもありました。

 たとえば、「MATTER」や「Tomorrow」など、クラウドファンディングを活用した新しいメディアが次々と生まれ、英BBC傘下のBBC Worldwideによるスタートアップ支援プログラム「BBC Worldwide Labs」やアイルランド紙Irish Timesの「The Irish Times Digital Challenge」のように、大手メディア企業がスタートアップ企業を積極的にサポートする動きも見られます。

 そして、このほど、米サンフランシスコでは、シリコンバレーのベンチャー文化を活かし、メディアイノベーションを推進しようという新しいベンチャーキャピタル「Matter.」が設立されました。

 「Matter.」は、社会の情報化・ネットワーク化・エンパワーメント化を実現するスタートアップ企業のための"メディア・アクセラレーター"です。シリコンバレーのインキュベーターRunwayの創設者コレイ・フォード(Corey Ford)氏がCEOを務め、サンフランシスコ・ベイエリアの公共放送局KQEDナイト財団(John S. and James L. knight Foundation) がそれぞれ125万米ドル(約1億円)を投資し、米非営利団体Public Radio Exchangeが戦略・マネジメント面をサポートする---という枠組みで運営しています。

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