奥村康 第2回 「高尚であろうと低俗であろうと、笑うことこそがNK細胞を増やす最高の免疫活性剤なんです」

撮影:立木義浩

第1回はこちらをご覧ください。

シマジ 奥村教授、この間、会食したときに伺った、「自殺者には愛煙家が少ない」というお話に、わたしは凄く興味を持ちました。だいたい葉巻を吸うやつは簡単には死なない。シガー愛煙家の吉田茂は89歳まで生きたし、チャーチルは1週間に100本吸って、90歳と1ヵ月の生涯を全うしました。

奥村 そうですね。120歳で大往生された泉重千代さんも大の愛煙家で、キセルでキザミを吸っていたそうです。ニコチンには免疫力を高める働きがあるようです。

 それに泉さんは黒糖焼酎のお湯割りを毎晩飲んでいました。120歳のとき「長寿の秘訣は?」とテレビでインタビューされたら、「酒と女かのう」。さらに「女性のタイプは?」と訊かれると「やっぱり年上の女かのう」と応じていましたね。

立木 ははは、それはユーモアがありますね。

奥村 そう。ユーモアの感覚が免疫力を高めるNK細胞を増幅させるんですよ。また公式記録上の長寿世界一は1997年に122歳で亡くなったフランス人女性、ジャンヌ・カルマンさんですが、彼女は117歳までタバコを吸い続けたそうです。

セオ シマジさんは100歳は優に生きられると、奥村教授から太鼓判を押されたみたいなものじゃないですか。